外壁リノベーション
また、軽量の金属サイディング重ね張りもおススメです。
色や柄も豊富で、素敵な外観に生まれ変わります。
金属サイディングの重ね張りでは、下地となる通気層が確保できるため、夏場の暑い空気は通気層から上部の排気口に排出されます。
こちらも、室内の温熱環境の改善に効果があります。
複合サッシの内観側は樹脂を使用しているため、結露が起こりにくく熱も伝えにくくなります。
ガラスは2重で空気層のある『ペアガラス』となり、こちらも単板ガラスに比べ、熱の伝わりが緩やかになります。
ガラスの内側には、赤外線熱波長のみ反射をする、透明度の高い金属皮膜が施されているため、夏場の日射遮蔽に効果的です。
是非、断熱リフォームのご相談をお待ちしております!
〈工事内容〉
・外壁カバー工事
・樋交換、新規軒天張り、破風巻き板金
・サッシ交換(一部)
・ウッドデッキ交換工事
・24時間換気工事
・畳表替え
〈お客様からのご相談〉
外壁がふやけて、一部穴が開いてしまっている。
室内の結露がすごく、お部屋の窓廻りのカビや建材の劣化が進んでいる。
ご来店にてご相談を受け、後日現地確認に伺いました。
弾性塗料仕上げの外壁が波を打っていて、各所、表面の剥離や外壁材の反りが確認出来ました。
波の形状から、合板のような積層材の表面が浮いているようです。
建物内に入ると窓廻りの結露が酷く、サッシや窓枠は黒カビが多く発生していました。
室内からの湿気が、外壁に影響を及ぼしているのかとのご相談もありましたが、中と外はそれそぞれ別の要因であると推測しました。
外部では中間に付けられた木製の付梁付近からの雨水の侵入、内部では換気計画がとれていない(換気のための給排気が無い)ことが原因であると結論付けました。
足場を設置して付梁を確認すると、付梁上端の雨仕舞(雨水が侵入しないようにするための措置)が有りませんでした。
解体すると、付梁裏側には多くの水道(みずみち)があり、直下の外壁材のラミナーが剥離していることが確認できました。
外壁は合板に弾性塗料が塗られている仕上げでした。
どのような建材なのかは不明ですが、おそらくは23条区域の条例(外壁で延焼のおそれのある部分には準防火性能の外壁材で仕上げる)に準拠していない仕上げになっています。
付梁を解体後、傷んだ合板を交換します。
合板を剥がすと裏側は通気層があり、透湿防水シートが確認できます。
通気層より室内側がしっかりと施工されていますので雨水の室内への侵入は無かったようです。
合板を交換したのち、再度、透湿防水シートを施します。
さらに通気層を確保し、金属サイディングでカバーをします。
木表しの軒にも不燃材料の軒天井材を貼り、破風はGL鋼板で覆います。
雨樋も交換しました。
使用していない古い温水器(床暖房の熱源機)とオイルタンクを撤去します。
ウッドデッキは腐食が進んでおり今回は樹脂製のデッキに交換します。
ウッドデッキは解体すると、シロアリの被害を受けていました。
木質のデッキは、条件にもよりますが、1年単位程で、キシラデコールのようなオイルステイン塗料でメンテナンスをしていかないと、劣化が進んでしまいます。
今回は樹脂製のため塗装メンテナンスフリーのデッキです。
室内では換気計画をたてます。
築浅の気密性の高い建物のため、24時間換気とし、給気口と排気口を第三種換気で計画します。
各居室には自然給気口を設け(1ヶ所もありませんでした)、1階は洗面所に機械排気(洗面所にも局所換気がありませんでした)を設けます。
2時間で室内の空気が全て入れ替わる排気量相当にて排気ファンを選定します。
2階トイレの換気扇はスイッチがありません。
人感センサーになっており、トイレ使用時以外は作動しない設定になっていました。
入切スイッチを設け、常時回転できるように再利用します。
2階の各居室にも自然給気口を設けます。
特に結露の酷かったサッシはペアガラス内部にも劣化が進んでいたため、障子の交換をします。
窓枠やサッシレール内の黒カビも丁寧に清掃しました。
換気が全く採れていなかった室内は、計画的に換気ができるようになり室内環境も改善されました。
和室は畳の表替えをし、工事は完了となりました。
〈使用外壁材〉
上部外壁柄:KMEWはる一番斜石柄 クリーミーホワイト色
下部外壁柄:KMEWはる一番斜石柄 ローストブラウン色
ウッドデッキ:YKK リウッドデッキ:ウォームグレイ色
樋:パナソニック社 ファインスケアNF-I:ブラック色
〈お客様の声〉
仕事が丁寧で細かい部分にも気を使って頂きました。
想像よりとても良い色合いで大変満足です。
藤岡市の外壁リフォームです。
築10年と築浅のご物件ですが、サイディング板間のシーリングの劣化や板のヒビ割れが目に留まり、調査とお見積もりのご依頼を頂きました。
調査状況は、板端部の割れ・細かなクラック(毛髪程度のヒビ)・シーリング劣化が見られました。
外壁材にも依りますが、塗装のメンテナンスの期間は10年が目安になります。まだまだ綺麗な状態ですが割れやシールの劣化を直すのと合わせ塗装もすることになりました。
高圧洗浄 下地処理
高圧洗浄をして表面の汚れを丁寧に落とします。
続いて板間・開口廻りのシーリングの撤去を行います。
劣化したシーリングは、弾性が低くボロボロとしています。
撤去した目地の裏側が青く見えるのは「ボンドブレーカー」といいます。
サイディングの板間はワーキングジョイントといい、躯体の動きに追従する機能を持たせて板の割れを防ぐものです。
ワーキングジョイントは、3面接着では追従性が保てないため、2面接着が必須となります。
青いテープにはシーリングが付着しない仕組みで2面接着を保つようにになっています。
そのため除去後も綺麗に露出するのです。
シーリング打ち
シーリング材は2液性の変性シリコーンになります。
2液性とは、現場で主剤と硬化剤を混ぜたものを使用するタイプのシーリングです。
変性シリコーンは耐候性に富み、塗装も出来る材になります。
材種によっては塗装が乗らないものや外部環境に弱いものもありますので、適材適所の材を選択する必要が有ります。
藤岡市 外壁 塗装 リフォーム
塗料は「水系ファインコートシリコン」遮熱タイプです。
元のツートンを生かし、今回も2色仕上げを選択しました。
色彩の与える感覚は膨張効果や寒暖効果・面積効果などあります。
「面積効果」は、面積に比例して色の感覚値が増進する効果です。
色見本帳から色を選定する際、外壁塗装では面積効果を加味して選定します。
実際に気に入った色から2段階ほどトーンを下げ選択をします。
割れ・クラックの補修を丁寧に施し、綺麗な仕上がりとなりました。