屋根リフォーム
屋根リフォーム
工事内容:雨漏り改修工事
工期:4日
雨漏りのご相談で伺ったお宅です。
勾配が緩い屋根に「シングル材」という屋根材を使用しているお宅です。
本来のシングル屋根材の対応勾配を下回っていたため(勾配が緩すぎたため)、毛細管現象※が起こり、雨漏りを起こしていました。
工事は、立平葺き屋根という緩勾配に適した屋根材に変更をするご提案です。
この屋根材は、棟から軒先にかけて継ぎ目がない為、緩い屋根勾配に使用できるものです。
※毛細管現象:雨水が細かい隙間を重力に関係なく広がり浸透していく現象。
雨漏りも止まり、お客様も喜んで安心して下さりました。
角度45度ってどんなものだと想像しますか?
一番分かり易いもので例えると、二等辺三角形の90度ではない部分になります。
といっても、大人になり二等辺三角形を目にする機会もないと言って等しいと思います。
日本の一般的な住宅の屋根勾配は3~4寸程度とされています。
そのような中、社歴の浅い私が10寸勾配の屋根に昇る(上司のご指導の下)というとても貴重な経験をさせていただきました。
この10寸勾配の角度が45度になります。
10寸勾配屋根の利点といたしましては、排水性・デザイン性に優れています。
率直な感想として45度=絶壁です。
しっかりとした足場が建てられていましたが、それでも足が震え、もちろん腰も引けていました。
屋根にのぼった経験もまだ数度しかない私にとって、ここに立つなんて考えられないし、ましてや板金補修のための工事をするなんてとても考えられないものでした。
しかし職人さんたちは、まずは傷んだ板金を次々と外し、その後貫板も次々と外していき撤去していきました。
その後、午前中のうちには、棟板金の補修作業も完了していました。
慣れているとはいえ、この勾配での作業は本当に命がけだと感じるとともに、職人さんたちに心から感心しました。
現場監督として改めて安全作業の大切さを考えさせられるいい機会となりました。
今後も無事故で現場の安全管理を進めてまいりたいと思います。
屋根リフォーム カバー工法
フジ住建では、カバー工法の下葺き材を粘着性のある肉厚のブチル系シートを使用します。
おおよその工事店ではこのようなグレードのものは使用せず、ゴムアスファルトルーフィングなどの改質アスファルトフェルトを使用しています。
ゴムアスなどの粘着性の無いルーフィングでは、下地が合板のような平滑な下地には親和性は高いのですが、屋根材のように段差が大きい場合は、シートと屋根材の間に空隙が多く、破れやシワの原因にもなります。
粘着性のルーフィングは、下地に密着をするため、破れの原因になる空隙が発生しにくいです。
このようにリフォームの特性を理解し材を選定することが重要になります。
雨樋は容量の大きいものに交換しました。
雨樋は芯材にアイアンを使用しておりますので昨今の雹などの災害にも強いものになります。
雨漏りの心配の無いきれいな屋根になりました。
瓦屋根修理工事
築90年の古い農家住宅の黒瓦です。
昔ながらの土葺きという工法の屋根で、
下葺きにあたる瓦下は、杉皮下地になっており、
杉皮のストロー効果で雨漏りを防ぐ昔ながらの 古民家等にある工法です。
今回は一部の瓦がずれてしまい雨漏りが起こっている状況でした。
長い期間雨が浸透してしまっていたため、垂木という野地板を支える部材も腐ってしまい折れていました。
垂木はモーメントという力が加わるため、桁芯から2.5Dの余長をみて施工をします。
雨漏り部分の周りの古瓦を撤去し、
垂木も補修を行い下地合板の重ね張りで補強をしたのち改質ゴムアスファルトルーフィング(強度の高い防水紙)で下葺きを行いました。
部分補修ということで既存の瓦を葺きなおす方法で仕上げることにしました。
屋根耐震軽量化リフォーム
写真は大棟部です。
大棟とは、、屋根の稜線に熨斗瓦や雁振瓦というものを積層するものです。
日本古民家などでは、高く棟積みをすることが富の象徴でもありました。
うだつもその一種です。
(うだつが上がらないと云う表現がありますね)
反面、崩れやすく、昨今の震災では多くの被害を出しました。
被害が出た多くの屋根は、旧工法によるものでした。
耐震施工がなされておらず、脆弱な作りとなっているのです。
現在では、耐震工法をスタンダードとする潮流で、殆どの瓦屋さんが耐震工法を採用しております。
また、瓦屋根工事ガイドラインに準拠した、安心安全な工事を業界では進めております。
瓦屋根工事技士という資格もその一つです。
瓦屋根工事技士、全瓦連に加盟している工事店に依頼されることをお勧めいたします。
話が逸れましたが、写真は箱棟といい、中を空洞にしたものに、棟の装飾を施す工法になります。
高い棟でも軽量で高耐震性のものをご提案させて頂いております。
日本の瓦文化ですが、古くは1400年前の飛鳥時代の建物にも使われております。
聖徳太子の時代ですね。
今も奈良の飛鳥寺には1400年前の瓦が現存します。
凄いことです。
昨今の瓦事情は厳しいです、、、震災に対してのネガティブイメージが強く、瓦離れも散見されます。
地震に対しては屋根の軽量化は理に適っているのです。
でも、、日本の建築・木造文化は、長い歴史の中で洗練され、一つ一つには科学的な裏付けが有ります。
現代の高性能住宅も、温熱環境や空気環境・断熱性能・耐震性能など先端を行くものですが、長い歴史の中で育まれたものには及ばないようにも思います。
先達の素晴らしい住文化を、継承し伝えていく義務が、私たちには有ります。
写真の瓦の形は和形といいます。
これは様々な呼び名が有ります。和形・黒特一・和イブシ・J形・53A、、、などです。
昔は丸瓦と平瓦を組み合わせた本葺瓦と呼ばれるものでしたが、双方を一体型にし、流通が始まったのが江戸時代と言われています。
和瓦の形ですが、向って左側を袖、袖から中央下に向って湾曲した部分を谷といいます。
雨水は連続した谷を流溝として流れていきます。
いぶし瓦の素材は、、なんと粘土のみなんです!
粘土を練り、成形・乾燥・焼成・薫化のプロセスを経て完成します。
まさに自然素材ですね。環境にやさしいんです。
と或る著名建築家が、規則的に連続した瓦を「律に倣った普遍性の象徴」と表現したそうな。
芸術は分かりませんが、一様に並んだ瓦は、単純にきれいですね!




































































