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屋根工事 Roofing works

新築屋根瓦工事


令和6年3月23日
みなさまこんにちは。

1月に発生した能登半島沖の震災において、まだまだ寒の折り、避難生活を余儀なくされておられる皆様には心よりお見舞いを申し上げます。

震度7という非常に大きな地震は、数百年に1度の頻度と捉えられ、極めて稀に発生する地震として、国交省でまとめられている規模の震災です。


報道を見る限り、最も被害の大きかった能登半島突端の珠洲市では、全倒壊の建物もあり、改めて耐震計画の重要性を重んずるばかりです。

建築基準法での耐震制度は昭和56年6月以降、新耐震基準として震度6強に達する程度の地震で倒壊・崩壊しないことが求められておりました。
震度7は当時の耐震基準を超える大地震だったこともあり、被害が大きかったのかと考えられます。

能登半島地震では能登瓦が葺かれた多くの住宅が被災しました。


先般、国総研らの被災地調査が、珠洲市にて行われ、瓦屋根被害の現地調査報告では、『瓦屋根標準設計・施工ガイドライン』に準じて施工された瓦屋根は、昨年5月の地震と今年1月の2回の地震でも被害は確認されなかったと公表されました。

更には上部構造が倒壊した住宅でも、その多くの屋根で平部の瓦が脱落していないことも確認さらました。
調査範囲において、比較的古いとみられる瓦屋根も、平部の瓦に通常の釘より大きな引き抜き抵抗力が期待できるスクリュー形状、またはリング形状の軸部を有する釘で全数緊結されていることが理由のようです。

このことから、空葺きの(釘止めが一切されていない)屋根瓦は、建物の倒壊と共に瓦も剥がれ落ちますが、全緊結を施されている瓦では躯体が倒壊しても、瓦が野地面から剥がれていないことから、ガイドライン工法に準じていなくとも、大きな被害がないことが判ります。
つまり屋根構造の問題よりも、躯体の耐震性能が重要であると考えられます。

来年の4月からは4号建築の特例廃止があります。
現行の基準から、さらに厳しくなります。

今までは建築確認申請の中で構造計算等が省かれていた木造の低層住宅なども計算の対象となります。

現状の耐震基準でも全倒壊は考えられない中でも、さらに耐震基準がより厳しくなることで、大震災にも耐えうる建物となることと思います。

4号特例廃止については、屋根リフォーム工事が確認申請対象になるかが焦点でありました。

『屋根』は建築基準法では主要構造部にあたり、法文では、主要構造部の過半の修繕は、大規模の修繕・模様替えに当たることになります。
しかし、カバー工法や、屋根下地面材の張替等が無い葺き替えは、対象外との公表が国交省から示されました。
屋根リフォームはガイドライン工法に準拠した屋根耐震リフォームにもなりますので、確認申請が絡むことで、改修工事の足かせになってしまうのは本末転倒でもあります。

より安全な建物を供給するため、我々ビルダーも意識を更に高め、社会貢献をしていきたいと思います。




☆☆☆フジ住建では共に歩める屋根スタッフを募集しております!経験者・未経験者お待ちしております!☆☆☆

新築屋根工事

みなさまこんにちは。
今回の建物は、「某とり弁当屋さん」です。

県内では複数の店舗があり、県民の大好きなお弁当としてメディアにも多く取り上げられております。

タレで煮込まれた薄切りの鶏肉の味付けは濃すぎず薄すぎず、絶妙なバランスで、柔らかな鶏肉の味わいを損ねません。
刻みのりが敷き込まれた少し固めのゴハンには、タレが染み込み、お肉の柔らかさと相まって、それはもう絶妙なハーモニー。
PFCバランスも良いです。

鰻ダレのような味付けで、焼きまんじゅうやソースカツ丼など「甘じょっぱい」系譜は、まさに上州県民のアイデンティティと言っても過言では無いでしょう。
付け合わせのキューちゃん風漬物と薄切りの沢庵は、コリコリと楽しい食感で、さらにゴハンが進みます。

片手に乗るサイズの弁当箱は、黄金比を彷彿します。
柔らかな手触りのスチレンボードで組まれた箱は、「ミース・ファンデル・ローエ」や「F・ロイド・ライト」が好きな建築学生の、前衛的な模型のようです。

蓋にはお箸が内蔵される窪みがあり、香りのよい包装紙には旅情を掻き立てる旅人のデザイン。
それらを一式、輪ゴムで縛り一体化した芸術。

お弁当という枠にとどまらない、小宇宙に込められたカタルシスです。
段ボールにも隙間なく詰め込めるコンパクト設計。
随所に、計算され尽くしたプロダクトが垣間見えます。

群馬県のソウルフードである登利平のお弁当紹介でした。
#登利平#群馬ソウルフード

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新築屋根瓦工事

令和5年12月23日
みなさまこんにちは!

寒い毎日が続きます。
夜明け前の凍てつく星空は、とても澄んでいて心地良いです。
外部で作業をされている方は、とても寒く大変なシーズンです。
安全第一で参りましょう。

今回のトピックスは『4号特例』の廃止についてです。

こちらは2025年の4月から改定されるもので、建築確認申請の幅の変更になります。


現行の建築確認申請では、一定規模の木造低層住宅など(4号建築物)では、構造関係規定などの審査が簡略されていました。
いわゆる4号特例と呼ばれていました。
(建築物は1~4号までの種別で分けています)

これまでも3階建てや一定規模以上の非木造建築物などには構造計算などが必要でしたが、こちらが2階建ての住宅や一定規模以上の平屋(新2号建築物・新3号建築物)にも適用されることになります。

新築では以上の内容ですが、リフォームでは、どのように建築確認申請が必要になってくるかが今回のテーマです。

確認申請が必要になる行為は『建築』『大規模の修繕』『大規模の模様替え』が該当します。

建築基準法が定める『建築』とは新築・増築・改築・移転を指します。
また、大規模修繕や模様替えは主要構造部の1種以上について行う過半の修繕・模様替えとなります。

専門用語が続きますが、『主要構造部』とは柱・梁・床・壁・屋根・階段が該当します。
『過半』とは1/2以上を指します。
つまり、新2号・3号建築物で屋根などの主要構造部の過半の修繕・模様替え(リフォーム)には確認申請が必要になるわけです。

屋根リフォームで多いのは、塗装や薄型スレートの上から金属屋根などを覆う『カバー工法』、或いは葺き替えなどです。

国交省の建築指導課より「屋根の改修に関する建築基準法上の取り扱いについて」と題した技術的助言での内容では、「屋根葺き材のみの改修を行う行為は、基準法第2条14号・15号に規定する大規模修繕・模様替えに該当しないものと取り扱って差し支えない」と云うことです。


塗装やカバー工法は、簡易的なリフォームとして従来通り不要となるようです。

「葺き替え」は、大規模な模様替えにあたるのでしょうか。

古い屋根材を降ろして、新しい屋根材に葺き替える場合の多くは、野地板などの強度不足から下地面材の重ね張りなどを行います。
このことが主要構造部の過半の修繕に当たるかが焦点です。

瓦屋根の施工については、ガイドラインに準拠した工法によって対応が出来ます。


該当するか否かの判断は、各行政の建築指導課などの窓口まで赴いて、直接内容を確認することが間違いありません。
施行まで1年強ありますが、それまでにアンテナを張って対応に漏れが無いように体制を整える必要があります。

エンドユーザーから直接仕事を請け負う屋根工事専門業者は建築確認などが出来るようにしなければなりません。

ご自宅のリフォーム工事が違法工事に当たらないよう、しっかりと対応の出来る会社に相談をしましょう。

一級建築士事務所であるフジ住建では、確認申請から工事まで一貫した対応が出来ます。
また、補助金申請なども積極的にご案内をしております。
安心してご相談を頂けますよう、屋根リフォームのご相談をお待ちしております。

本年も残すところ僅かとなりました。
寒い毎日が続きますが、穏やかな年末を迎えられますよう皆さまどうぞご自愛ください。


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新築屋根瓦工事

令和5年10月10日
みなさまこんにちは!

最近めっきりと気温が下がり先日の猛暑が噓のようです。
外部で作業をされている方は、作業しやすい季節ですね。
安全第一で参りましょう。

今回のトピックスは『昇降設備の設置義務』についてです。

職場における労働者の安全健康に関する法律で労働安全衛生法があります。
私達の従事する建設業でも『安衛法』は労災予防をはじめ安全衛生管理体制等に深くかかわっております。

厚生労働省は、10月1日より『昇降設備の設置を義務付ける貨物自動車(最大積載量2t以上)の安全衛生規則の改正を施行しました。

今までは荷役作業を主とする規則でしたが、2t以上まで引き下げられたことにより、2t以上の屋根材小運搬車両も対象となります。

瓦は通常2パレットを積載して現場まで小運搬をしていますので職方の皆様に係る法改正なのです。
内容は、荷台への昇降には昇降設備を設置利用することと保護帽の着用です。

トラックのあおり(荷台を覆う囲い)を切って荷台に上り下りをする際にヘルメットを着用し昇降ステップを使用するのです。

荷台からの転落での労災事例からの規則改正かと思われます。

高所からの追転落は当然、過酷な事故になるのは容易に想像が付きますが、脚立などを数段上がったところからの転倒で、頭部にダメージを受ける労災が多いことは、あまり知られておりません。
転倒の際、手をつく前に後頭部を打ち付けてしまうのです。

内部作業でも脚立作業時にヘルメットを着用してもらうのはこのためです。

荷台も同様で、高低差の無い所からの転倒は非常に危険です。

昇降設備に望まれる仕様として3点支持等のものから踏み台等の可搬式も含まれるとのことです。

日頃から安全意識の高い職方さんは、現場安全の意識を引き続き向上させていただくのと、意識の乏しい職方は意識向上をお願い致します。
現場で工事に携わる皆さま。
きょうも一日安全第一で参りましょう!








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新築屋根瓦工事

令和5年6月16日
みなさまこんにちは!

早くも猛暑が続いております。
外部で作業をされている方は、くれぐれも熱中症にきを付けて下さい。
数人で作業をされる皆様は、お互いに声掛けをし、まめに休憩を取りましょう。
一人で作業をされる方は無理はせず、自身の管理をお願いします。

さて今回のトピックスは補助金についてです。

今年度は、窓改修の補助金が特に大きく(最大200万円)、予約申請が殺到したり、内窓作成の納期が半年待ち等と既に申請を行わない事業所も増えています。
弊社でも、本年度のご案内は既にストップしているスタッフもいます。

高崎市に於いては、『住宅屋根の耐震性を高めるための補助金』屋根耐震改修工事補助金が、例年に続き、ございます。
こどもエコすまい補助金の上限が30万(60万)に対して、高崎市の屋根耐震改修は上限100万(工事費の1/2を補助)ということで、額の大きさが判ります。
仮に50坪の戸建住宅の和瓦の葺替え工事を、仮設費用を含み200万円とします。
※仮設費用(足場等)や屋根工事に係る木下地補強も補助金の対象になります!

補助金100万円を差し引いた、残り100万円(半額)で工事が出来るのです。

これほど手厚い補助金はあまり見当たらないので、是非ご利用をお勧めします。


工事は耐震改修を目的とするため

①軽量屋根への葺替え
②耐震性能を満たした瓦屋根
のどちらかになります。

先般の法改正から②は告示109号にて義務化をしているため、瓦屋根への葺替え工事なら該当致します。

申請が煩瑣だったり、要綱を理解していない事業者などがユーザー様へのご案内をしていないことも想定されます。

大切なご資産をを掛けるリフォームです。
補助金は出来るだけ利用して費用を抑えれば、ご予算を抑えたり、その他のリフォーム工事にも回せますね。

弊社では申請手続きから全ての手続きを一貫して担当スタッフにて行えます。

お気軽にご相談をお待ちしております!






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新築屋根瓦工事


令和5年3月1
みなさまこんにちは!

三寒四温を繰り返し、ようやく春の兆しを感じる今日この頃です。
皆様いかがお過ごしですか?

暖かさとバーターで、大量の花粉が日本列島を震撼させております。私も花粉症では無いもの(自称)、かなり反応をしております。
既にアレルギー薬を常飲しているスタッフもチラホラ見えます。
令和4年より瓦屋根の緊結方法基準が強化され、1年強が経過しました。

安心安全な屋根瓦の施工で、震災や自然災害にも耐えうる施工です。
国交省発表のデータによると、ガイドライン工法に準拠した屋根瓦は、非ガイドライン工法の、風圧力による脱落が1/4~1/5程度となる数値が示されております。

このガイドライン工法は瓦屋根の耐風・耐震性能を科学技術的に示したもので、実験により一定の性能レベルが検証されたものを例示したものです。
先般の建築基準法告示109号の改正は、ガイドライン工法に沿って改定が行われているのです。

そもそもガイドラインは建築基準法の構造計算規定に沿って作られたものですが、構造計算は2階建ての木造住宅などでは必要なく、3階以上や非木造の200㎡超のものに適用されるものでした。(25年には4号特例も無くなります)

ガイドラインは構造計算の必要のない低層住宅にも耐震耐風性能を持ち合わせるための指針となっていました。
必要以上の安全側の配慮をしていたのです。
このような瓦業界の取り組みは、ユーザーまでは届くことが難しく、強いてはビルダーや設計者までもが乏しい知識であったのが現状でした。

災害がある度、瓦が散乱した映像がメディアで喧伝されます。
ガイドラインに準拠した安心安全な屋根瓦を世間に知ってもらうためにも、先般の告示の改定で建築業界に一石を投じたのではないでしょうか。

1400年もの歴史がある瓦。奈良の飛鳥寺には当時の瓦が現存します。永きに渡り建物を守ってきました。
日本人の原風景に溶け込んだ景観は、いつまでも大切に守り続けたい文化です。

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屋根リフォーム GLカバー工法

施工前:カラーベスト
タフワイドカバー工法(Re住)
施工後:タフワイドカバー
令和4年12月1日

今回は屋根リフォームです。
お客様からのお電話でのご相談は「屋根材の劣化が酷いのでリフォームをしたい」とのことでした。
早速、現場調査に伺いました。

現地にて調査をすると、屋根は塗装のリフォーム歴がありました。
塗装下の基材がすでに劣化している状況での塗装だったようです。
これ以上の塗装は進められず、カバー工法の提案となりました。
また、太陽光パネルは年数が経過しており、劣化も進んでいました。
パネル表面に見える白い筋のようなものは『スネイルトレイル』と呼ばれる微小クラックが成長したもので、発電の出力低下を招きます。
古いものなので再取り付けは行わず撤去処分とのことでした。
併せて給湯器の交換ご依頼も受けました。

カバー工法のメリット
1、カバー工法の為、既存屋根材の撤去・産廃処分が省ける
2、瓦屋根に比べて重量が軽い
3、葺き替え工事に比べてお値段を抑えられる。

使用する屋根材は月星商事の『タフワイド』という横葺きの板金屋根です。
太陽光パネルが乗っていたため、先に太陽光パネルを取外し、粘着ルーフィング(防水紙)を既存の屋根材の上に貼り、板金屋根を仕上げて行きました。

屋根のお色:モスグリーン
既存の屋根材に近い色をご希望で、モスグリーンを選択されました。

屋根材を剥ぐ手間が省けるため、工期短縮・工事費用低減につながり、お客様のご負担も少なくなりました。
給湯器も新しいものに交換をして工事完了です。






新築屋根瓦工事


令和4年6月30
みなさまこんにちは!

猛暑が続きます。
7月に入る前からこの調子では先が思いやられます。
外部作業者にとって最も過酷なシーズン到来です。。

暑すぎても寒すぎても生産性が下がるのが現場ではあります。
「どちらの方が耐えられるか?」という議論は方々で在りますが、私個人は暑いほうが幾分マシかなと思います。
寒すぎるのは痛みを感じます。
昨今の資材値上げに歯止めが効きません。

原油高・円安・ロシア問題・コロナなどの要因から、ガソリン・木材・鋼材の価格高騰、半導体などの枯渇などの影響です。

結果、屋根工事に於ける工事価格は、従前比で20%増の様相です。

工事価格が上がれば、消費マインドは下がります。
買い控えが進むとお金の循環が滞り、景気の後退が否めません。

金利引き上げをするFRBに対し、日本銀行は利上げを踏みとどまっています。

インフレ傾向の世界経済に於いて、日本の平均所得が、先進7か国と比べ20年間横ばいとのニュースを目に下した方も多いかと思います。

GDPは世界第3位の日本が、先進国の中では賃金や生産性が最低レベルとのことです。

1人当たりのGDPでは韓国にも抜かれています。
暗雲立ち込める日本経済。

円安・物価高騰・平均賃金。
消費税減税を唱える党、またそれに伴う法人税引き上げや社会福祉。
今般の参議院選挙の公約でも、大きな争点の一つです。

7月10日は皆さんもに投票に行き、世の中を変えていきましょう!



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新築屋根瓦工事

令和4年5月31
みなさまこんにちは!

天候の乱高下が続きます。
私たちの業界では、天候から受ける影響も大きく、辛いシーズンとなります。

九州地方は梅雨入りとのことで、近く関東地方も入梅することでしょう。

最近は異常気象が多く、大雨や大風など未曽有の事態が想定されます。


太平洋上の平均気温が1度上昇すると、気象メカニズムが変化し、反対側の国などに大きな影響が出るそうです。

異常気象が頻発するのにも地球温暖化が作用していることは容易に想像できます。

気象変動により生態系や農業にも変化があります。
私たちの想像をはるかに超える事態があるやもしれません。

SDG’sが世間でも多く喧伝されています。
まずは温室効果ガスの排出ゼロ(NET)を目指し、世界各国が同じ価値観を共有すべきです。
また、プラスチックの排出抑制や電気使用量の削減、それには自然代替エネルギーへのシフト。

我々の建設業界ではスクラップビルドからサステナブル建築の創生。
リノベーションですね。

日本人の新築至上主義傾向は世界でも突出しているそうです。

住みやすく快適で価格も抑えた、リノベ住宅産業に従属する企業として、真価も問われている昨今です。


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新築屋根工事

令和4年5月15日
みなさまこんにちは!

暑い寒いが続きます
体調が狂ってしまいますね。

今回のテーマは工事写真です。

施工管理の現場では、工事写真の撮り方が非常に重要になります。
私が若手の頃はデジカメも無く、写真は一発勝負です。
デジカメも無ければモニターも当然ありません。ファインダー越しの景観が全てです。
DPE(現像)に出し、出来上がった写真を見て、初めて出来栄えが分かるのです。
多い失敗ですが、ピンボケ・被写体が斜め・建物全景写真なのに全景が入り切っていない・人物、道具や指が入ってしまっている。散らかっている現場状況など。
撮り直しが出来ないものは失敗した写真を提出するしか無いのです。そのため施工管理者は慎重に写真を撮るのです。

行政や法人によっては隠蔽部の写真の提出義務がありました。
工程写真の為、特に基礎配筋の様な隠蔽部は絶対ミスが出来ないのです。(コンクリートを打設してしまえば撮りようがありません)

写真は良くも悪くも口ほどに物を言います。
写真から見て取れるものは動かぬ証拠です。
汚い現場では管理も不行きで、品質も悪く感じます。
時としてミスリードにも繋がるものが工事写真なのです。

出来の悪い写真を撮っては先輩からお叱りを受け、様々なレギュレーションを学びます。
こういった経験が血肉になり、説得力のある工事写真が撮れる管理者になっていくのです。

デジカメやスマホなど便利なツールが出ることで助かる反面、不便から学ぶこともあります。今は検索をすればすべて情報が直ぐに採れることから、経験から学ぶことが希薄になりました。

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新築屋根工事

令和4年4月1日
みなさまこんにちは!

春がやって参りました。
サクラも満開で、とても気持ちがいいですね。

本日、新社会人としてデビューされた皆様には、心よりお祝いを申し上げます。
弊社でもフレッシュマンが本日から出社しています。
入社式では、ずいぶんと緊張をされている面持ちでした。
晴れ晴れしい門出を迎え、これからの社会人人生を立派に歩んで欲しいです。
さて、前回でも触れた民法改正の中の一つに、契約不適合責任があります。
2020年4月より、瑕疵担保責任から契約不適合責任に変わったのです。
不動産売買に於いては、売買主間の改正法です。
屋根でいえば、雨漏りなどに関して追完請求や契約解除・損害賠償請求・代金減額請求などの請求権が増えました。

任意規定のため、売買契約書と重要事項説明の中の特約事項に、不具合を記載しておくことで責任を問われないようにもなります。

いずれにしても、中古住宅を売り払う方は、引き渡し後も建物の不具合に関して責任を負うこともあるため、注意が必要ですね。
不動産屋さんにしっかりと相談をしましょう。


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新築屋根工事

令和4年3月15日
みなさまこんにちは!

日に日に暖かくなってきましたね。いかがお過ごしでしょうか。
現場にとっても、過酷な冬を超え、動きやすい暖かな春がやってきます。
しかし同時に花粉の季節でもあります。
花粉症の皆様には厳しいシーズンですね。

コロナ禍になってからは、マスク生活のせいか花粉の影響が軽症にも感じられます。
しかし、迂闊に目をこすったりすれば、直ぐに反応します・・・。
現場では様々な景観に触れます。密な住宅地から山の中まで。
杉林に隣接した現場で、風に乗った花粉群が、煙幕のように舞い上がる光景を目にしたことが有ります。
恐ろしいですね。

ある職方は、現場が変わるたびに、屋根上からのそれぞれの景観を楽しむことが出来るので、屋根工事業の一つの醍醐味であると話されていました。

春うらら。
屋根上からの眺めは、とても清々しく気持ちの良いものです。
みなさまも、春の風に吹かれてみませんか?


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新築屋根工事

令和4年3月1日
みなさまこんにちは!

以前から業界で問題に上がることの多い、質の悪い屋根業者?(通り一遍の飛び込み業者)ですが、最近になって、一般のお客様からのご相談件数が増えております。
「近所で工事をしていたところ、お宅の屋根の不具合が見えたのでお伝えに来ました」などという手法で不具合を指摘し、屋根に上ります。
おおよそは問題の無い屋根なのですが、見えない部分に不安を煽り、高額な工事を契約まで締結させてしまうケースです。

或るお客様は、デジカメを家のテレビにつなぎ、写真を見せられたそうです。(家に入れてしまっている!)映し出されたのは壊れた屋根の画像ですが、種類の違う屋根瓦が映っていたそうです。(燻しが釉薬の銀色になっている)一般のお客様では気付かないことも有るかもしれません。

見積内容は、屋根瓦の袖口や冠のジョイントをコーキングで埋める工事で、中には数百万もの高額なものもありました。

「屋根」という見えない部位で、雨仕舞に関連する部位であること、放っておくと建物が傷んでしまうなどという内容で心理的に不安を煽るのです。
仮に棟部が崩れていても、屋根工事の専門業者であれば、ジョイント全てにコーキングをするような工事は提案しません
袖口や鼻先をコーキングで塞ぐようなこともしません。

おそらくは屋根業者を名乗る専門知識の乏しい業者でしょう。

飛び込みの業者が来た際には、落ち着いて知り合いの工務店若しくは全瓦連加盟店などに相談をしましょう。


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新築屋根工事

令和4年2月15日
みなさまこんにちは!

先般の瓦屋根工事新基準に伴い、ガイドラインへの質問事項を多く目にします。
今回は「既存不適格建築物」についてです。

「既存不適格建築物」とは。
今般の改正に伴い、昭和46年建設省告示109号に準拠しない屋根を有する建築物です。
こちらが建築基準法上の既存不適合建築物になります。

では、今回の改正で、既存不適格建築物の屋根については、どのような制限がなされるのでしょうか。
既存不適合建築物の「増築」については、増築部のみ新基準に適合をさせる必要があります。つまり既存部分は従前のままで良いわけです。
ただし、新規の屋根は既存部分とエキスパンション・ジョイント等で構造上分離させる必要があります。
既存不適格建築物の「大規模の修繕」(注*1)では、改正前の基準にて問題有りませんが、新基準での葺き替えが望ましいとの事です。

新築については当然ながら新基準に適合させなくてはなりません。

まとめますと、今回の改正で既存不適格になった建築物を増改築する場合、増改築部分以外の既存部分への遡及適用はしない。とのことです。

既存建物の新基準対策として、「瓦屋根の耐風診断」や「耐風改修工事」などの補助金もあります。
次回は補助金の詳細についてお伝え致します。



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新築屋根工事

令和4年1月31日
みなさまこんにちは!
寒い日が続きます。
現場にはつらい季節ですね。
というか夏の厳しさに比べても、どちらが辛いのかは判りません、、、。

夏の暑さ対策に、ファン付きジャケットは意外と?普及しており、現場でも見る機会が増えました。
真夏に初めて見たときは、「どうか?」とも思いましたが、ほどほどに快適なようです。

ファンからの風で汗から気化熱を奪い、体表面温度を下げる仕組みのようです。潜熱の熱交換ですね。

先日、ホームセンターで建築器機を眺めていると、ヒーター付きジャケットなるものを見ました。
充電バッテリー式のヒーター付きジャケットです。
最近はマキタさんなどの充電式の器機が多く、コードレスのため大変重宝します。
丸のこがコードレスになった時には感動しました。

投光器やラジオなどもそうですが、ブロアーや丸鋸がコードレスになると屋根上では大変動きやすくなります。

建設現場では安全設備はもとより、建築工具・器具も日進月歩、進化をしております。
近い将来、どんな便利なものが出て来るのでしょうか。



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新築屋根工事

令和4年1月15日
みなさまこんにちは!
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

いよいよ屋根施工新基準、フルハーネス着用と新しい基準がスタートしました。
一線では賛否両論ありますが、世の中の流れに柔軟に対応していくことが肝要になります。

以前の職人さんはヘルメットの着用も儘ならない時代もありました。
頭に手拭を巻いて『怪我と弁当テメエ持ち』なんて言葉も聞きました。
自己責任のもと怪我や事故を防いでいたのでしょう。
ある意味、このことわざは安全管理の本質を表している様にも思います。

安衛法や現場の安全設備・安全教育などの施工管理側の責務は当然ありますが、受け身だけでは安全確保は厳しいのです。
意識が乏しい職方などにすれば、意識を高く持つことが大変重要なことです。

各職方が危険予知を行い、現場に潜む危険や不安全行動を意識して、声を掛け合い安全確保を行う事で、労働災害の減少につながることと思います。
現場の安全はソフト・ハード双方で並列して進めていくことが重要なのです。     本日もご安全に!


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新築屋根工事

令和3年12月24日

みなさまこんにちは!

年の瀬も迫り皆様いかがお過ごしでしょうか。
感染防止対策に気を許すことなく、新年を迎えられますよう祈念致します。

年が明けますと、いよいよ瓦屋根施工新基準が実施されます。
併せてフルハーネス着用の政令改正も実施されます。
もうすでに対応済みの事業者さんも少なくないと思います。

フルハーネスと安全設備についてです。
現場環境は、より安全になる分、多くの矛盾点をどのように考えて、折り合いをつけていくのか手探りでは無いでしょうか?

事業主さんや現場管理者さんにとって、安全設備を整えて現場作業員の安全を確保することは責務です。

屋根工事に於いては、現場の調査時にも屋根上に上る必要があるため、調査段階で足場を組み、現地調査を行うことになります。
仮にドローンなどで調査を行っても、少額の漆喰補修工事などに於いては、工事費用の数倍の足場を掛けることにもなります。
今後、各事業者はどの様に対応をしていくのかが焦点となります。



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新築屋根工事

令和3年11月30日

みなさまこんにちは!

めっきり寒くなりました。
現場のみなさんもお身体にご自愛ください!

今回は「インボイス制度」についてです。
2023年から導入予定で、一人親方が課税対象となる制度です。

事前登録申請のもと「適格請求書」を発行します。
適格請求書には適用税率と消費税額などが記載されており、こちらに記載された税額を控除することが出来ます。

適格請求書を交付する事業者は適格請求書発行事業者に登録をしないといけません。

いままでは、売上高1,000万円以下の一人親方は消費税納付を免除されていました。
一人親方に発注をする施工会社は「仕入額控除」がありましたが、同制度運用後は、その分の消費税を負担しなければならなくなります

そのため一人親方にも適格請求書発行事業者に登録をしてもらい課税業者になってもらう必要があります。
経過措置もあるそうですが、新制度に移行するには色々と課題も多そうです。。。


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リフォーム屋根工事

令和3年11月15日
玉村町のリフォーム現場です。

古いコロニアルを剥がし、構造用合板12㎜を重ね張りします。

従前の野地合板は9㎜を使用しており、釘の引抜き保持力も少ないため、重ね張りを選択しました。

コロニアル(薄型スレート)屋根の葺替えリフォームでは、既存屋根材を剥がし面材を重ね張りしてから新しい屋根材を葺く工法カバー工法の2種に大別されます。

今回は古材を撤去して新しい屋根材を葺くリフォームです。。。
薄型スレート屋根は平米あたり約20.6Kg(瓦の約半分)と軽量で、施工性が高いのが特徴です。

社寺仏閣などの和瓦葺きは、研鑽を重ねた熟練工でないと難しいですが、洋瓦や薄型化粧スレート屋根は施工性が高く、経験年数の浅い屋根工でも施工が可能になります。

木造建築に於いて、軽量の屋根材は、建基法施行令43条「柱の小径や横架材の垂直距離」や同45条「構造耐力上必要な軸組等」の規定値が、瓦材に比べ緩くなります。

地震に強く、構造体の費用削減にもなることから、坪単価を抑えた建物には多く採用されます。
パワービルダーと呼ばれる大手分譲メーカーでは、概ね、薄型化粧スレート屋根や金属屋根が大半を占めるのではないでしょうか。

施工性の高さや重量が少ないメリットに対し、陶器瓦屋根には無い「塗装メンテナンス」が必要になります。

塗装の推奨スパンは10年~15年程度が目安となりますので、建物の寿命を35年と考えると、2~3回のリフォームが必要になります。

また薄型化粧スレートの塗装リフォームは、2回までが目安とされていることから、3度目のリフォームでは葺き替え、若しくはカバー工法が推奨されます。
長期的な建物維持の資金計画の観点からは、決して安いものでないことが判ります。

陶器瓦は塗装のいらない屋根材のため(釉薬のため塗装は要らない)、棟・谷・袖部以外では基本的にメンテナンスフリーの建材です。

また、軽量屋根では材が野地面に密着するのに対し、瓦材は空気層が多いため結露熱貫流抵抗に優れています。

薄型化粧スレート屋根に代表される「軽量屋根」と、「重量のある瓦屋根」の、それぞれのメリットでした



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新築屋根工事

令和3年10月30日

富岡市の新築現場です。

屋根については当然ですが、外皮と呼ばれる外装については、雨水から建物を守る機能が必要になってきます。
天井や内壁から水染みが出ると、雨漏りが起こったと思われる方も多いかと思います。
私たちも雨漏りのご依頼で現場調査に伺うと、雨漏りが原因ではないことが希にあります。
それは結露です。
結露のメカニズムは湿り空気が飽和状態になると気体→液体になる現象ですね。小学校?中学校の理科で勉強をしました
空気の中に含まれる水分は温度が高い程、たくさんの水分を含むことが出来ます。
逆に温度が低いと空気中に含まれる水分は少なくなります。
つまり水分を含んだ気体が冷やされ露点温度に達すると結露が起こるのです。

冬に加湿された室内空気が、窓ガラスなどの温度が低い部位に触れると液化します。
また、結露は北側壁の隅角部(熱橋部)や空気の滞留する場所などで起こりやすいのです。
湿り空気が壁内で急冷され、結露を起こすと「壁内結露」を起こします。壁内結露は断熱効果を下げたり木部の腐食を起こす厄介なものです
屋根面(小屋裏内)でも同じ現象が起こります。
暖かい空気は軽いため小屋裏内に上がります。
小屋裏内部の湿り空気が天井面で冷やされ結露を起こすと雨漏りのような水染みが出ます。

条件が重なるとより多くの水分が出てきます。(空気の滞留・北面・通気層の無い勾配天井など)小屋裏内部は換気が出来るよう、妻のガラリや軒天井の通気口で滞留をしないように設計することが重要です。

瓦屋根の構造は空気層を持っています。瓦材の裏側には躯体と隙間があるため、空気が流れやすく滞留しにくいです。また熱貫流抵抗が高く熱容量の高い瓦材は、夏にも冬にも合理的な構造です
瓦屋根は建物に優しい屋根材なんです


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新築屋根工事


令和3年10月15日

伊勢崎市の新築現場です。

昨今、起こっている「ウッドショック」というワードをお聞きになっている方もいらっしゃるかと思います。

国内の木資材は、アメリカや中国からの輸入で半数を占めています。
コロナに端を発して、製材所は休業を余儀無くされ、反して住宅供給量は、リモートワーク等の結果、増加をしていきました。
結果、需要と供給バランスが崩れ、木材(マテリアル)の高騰が起こりました。
建材やその他の資材価格の高騰、流通量の枯渇から、国内に於いても新築着工の延期等をする企業も出てきました。

屋根工事のリフォームで使用する構造用合板は、2割ほど値上がりをしております。また副資材などにも影響は及んでおります。
一方、7月に発表された国内住宅着工戸数は5か月連続の増となっております。
国内に於いてもリモートや在宅時間に伴い、新築・リフォームが増えたとの見解です。

コロナ禍で多くの企業が不振を受ける中、反して伸びる業種も在ります。
先の見えない状況が続きますが、ニューノーマルに合わせ、変化を遂げた企業が求められていると思います



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新築屋根工事


令和3年9月30日
玉村町の新築現場です。

以前よりお伝えしていた来年1月からの瓦屋根の全数緊結義務化(法制化)に向け、業界各社は対応に追われていることと思います
瓦屋根については木造住宅仕様書や住宅金融支援機構の住宅工事仕様書等では細かな規定が無く「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」に準拠した工法によって設計施工の実務向けの指針となっていました。
今般の全数緊結法制化に合わせ、ガイドラインの刷新が行われました。

建築基準法では、屋根の構造計算は、法令に基づく構造方法や構造計算によらなければならないとなっております。
屋根や帳壁などの非構造部材は、仕様規定若しくは構造計算が必要になります。
構造計算では、建物の大きさや種別によって、許容応力度計算から保有水平耐力計算までを検証することとしております。(4号建築物以外)
いずれのルートでも風圧力の計算は求められております。
以前にも触れましたが、風圧力Wは「速度圧q×風力係数Cf」で計算します。
速度圧qは「0.6E×Vo²」で計算をしますが、Eは建物高さと周辺状況(地表面粗度区分)で決まります。
高さが高い程、大きな風が吹いているのです


地表面粗度区分とは都市化の状況で、Ⅰ~Ⅳまで決められております。
都市化が進むほど地表面では風の障害物が多いので、小さくなるということです。ガイドラインでは、地表面粗度区分Ⅲを標準的な低層住宅とし安全側のⅡの想定も示されています。
また、地震力の加速度に対しても緊結部が許容応力度を超えないことがあります。
これらの構造計算は建物全体の構造設計によるものですので、施工店での計算は行わないと思います。
施工店は仕様規定に沿って施工をするのですが、それがガイドライン工法になるわけです。
ユーザー様に安心安全な建物を供給すべく、今回の法制化は瓦屋根にとって良い兆しになることでしょう


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新築屋根瓦工事


令和3年9月15日

みどり市の新築現場です。
NOYASUセラマウントの混ぜ葺きです。

こちらは縦に葺いていく瓦になります。
職人が水糸を通して並べていきます。

山が2コブある瓦なので、リズミカルで軽快な表情の屋根になります。
ノルディックなカラーも雰囲気が出ますね!
お薦めの瓦です
コロナ禍について、皆様に於かれましては多大な影響があることと察します。

出口の見えない状況に、国民も辟易としているところでしょう。
現在、猛威を振るう変異株は感染力が特に強いとの事です。

弊社のある群馬県においても、山本知事からの要請を受けた政府より、ステージ3を想定した蔓延防止等重点措置の適用が、明かされました。

概ね1ヶ月の期間が想定されます
緊急事態宣言では休業と時短営業の要請と命令が可能なのに対し、マン防は時短のみの要請・命令となります。

長期間に渡るコロナ禍で、ステイホームや行動自粛からの世間の疲弊感が否めません。

街では、時短要請を受けたお店の閉店後も「路飲み」なる、カウンターコロナがニュースで取り沙汰されております。

ワクチン接種についても、高齢者やエッセンシャルワーカー以外の、一部の権益者たちの先行接種が、テレビで喧伝されています。
ニュースを見る度、さもしい気持ちになります

私たちフジ住建も、タガが外れることなく、しっかりとした対応を今後も進めてまいります。


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新築屋根瓦工事

令和3年8月30日

藤岡市の新築現場です。
KMEWのルーガという屋根材です。
昔、ウゴウゴルーガってありましたね。

一般的な陶器平板瓦と同等の厚みを持ちながらROOGAの重量は約1/2という軽量設計です。
屋根が軽いと住まいの総重量を軽く、重心も低くできるため、地震の際に建物にかかる力を小さくできます。
ROOGAは、厚型の屋根材では一般的な「湿式工法」ではなく「乾式工法」を採用しております。

湿式工法で施工した一般的な陶器平板瓦の屋根に比べ、屋根面積30坪で約2940kgの軽量化が図れます。

この瓦は、強い衝撃が加わった際にも、素材そのものがたわんで衝撃や荷重を吸収します。
優れた粘り強さで割れにくく、欠けても破片の飛び散りを防ぎます。

無機系塗膜「グラッサコート」は、色あせの原因となる紫外線から鮮やかな色、光沢をまもり、美しさを長期間キープし続けます

雨仕舞は、高精度なジョイント部分と防水堤で浸水を防ぎ、重なり部分に浸入した雨水も新設計の水切り形状によってスムーズに逃がします。
ルーガの製品特徴を説明しました。

現場は鉄骨構造のケア付き高齢者です。
木毛セメント板貼りからの作業になります。
耐火野地(木毛セメント板)の材料受入検査を行います。
ラフテークレーンにて荷揚げを行い、間配りをします。
耐火野地は、施工要領に則ったビス締めをします。
瓦桟はルーガ純正の樹脂製の物を使用します。
こちらはアンダーカットがされているもので、雨水を排水するキズリが要りません。
棟部は湿式(なんばん漆喰)では無く乾式ロールというもので雨仕舞をとるため、軽量化かつ雨水をシャットダウン。

新素材でありながら和風の雰囲気を醸し出す素敵な屋根材のルーガです。
新築リフォーム問わず、皆様にお薦めの商品です

新築屋根瓦工事

令和3年8月17日

みどり市の新築現場です。
平板瓦になります。

瓦は多種の形状があります。
大別して「平板」と呼びますが、フラットな物から段のついたものまで様々です

各メーカーから数種類、販売をされていますが、廃番になっているものも多く、修理などでは現存しないものもあります。
瓦の機能として谷と峠があります。

和形の瓦でいうと湾曲した形状の底が「谷」、袖の頂部を「峠」と呼びます。

和形をはじめとする瓦は、谷と桟峠の高低差がはっきりとしています

この谷の部分に雨水は流れ、横方向の流水を防ぐ仕組みになります。

一方、平板瓦には谷も桟峠もありません。

つまり雨水を流す部位が瓦表面全体になります。
瓦表面に流れる雨水が横方向に流れると、和瓦では裏に水が回ってしまいます。
瓦と瓦の隙間に雨水が流入してしまうので、あまり芳しくは有りません。

平板瓦等はこの隙間の流入を肯定します。
入った雨水を排出する機能を持たせているのです

この機能は、瓦の横方向の取り合いの下部に、受け皿のようなものを設け、下の瓦表面に雨水を排出する仕組みになっています。
これを「ウォーターチャンネル」と呼びます
また入水量を減らすため、平板瓦は「千鳥葺き」という、交互に並べた葺き方をします。
お互いをロックする爪のような突起も付いており、強風のめくり上げにも強い構造です

この様に、現在の瓦には様々な工夫がされており、雨漏りが無く耐震性能の高い屋根材です。

表面からは見えない多くの機能が、最新の瓦には隠れていますね。

また、焼き上がりの寸法誤差の精度も大変高いです。
30年程前の瓦では、焼き上がり寸法の誤差もあり、技術のある職人がそれぞれの特性を見ながら葺き上げました
瓦の跳ねる方向には2パターンあり、それぞれを尻跳ね・向跳ねと呼んだりします

尻跳ねに尻跳ねを組み合わせると、瓦の暴れ方向が重ね合わさり、袖口が大きく口を開けてしまったりします。そのため、尻跳ねには向跳ねを組み合わせお互いを解消し合う形に並べます。
また、馴染土などをアンコに高さ調整などもしていました。

素晴らしい瓦が生み出される反面、技術革新に相反して、職人の技術の必要性が無くなって行くことは、幾許の寂しささえも否めません



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新築屋根瓦工事

令和3年7月30日

高崎市の新築現場です。
今をときめく人気の平板瓦。鉄板です。

今回は、皆様も最近耳にすることが多い「グリーン住宅ポイント」についてのお話です。

「グリーン住宅ポイント」とは、、
一定の省エネ性能を有する住宅の新築やリフォーム等に対して、商品や追加工事と交換できるポイントが発行されるものです。 

リフォームでは30~60万P、新築では最大100万Pが、条件を満たしていれば発行されます。
契約期間が2020年12月15日から2021年10月31日までに締結したものが対象です。

新築では一定の省エネ性能を満たす工事にポイントが付きます。(東京圏からの移住・多子世帯が取得する住宅・三世代同居仕様・災害リスクが高い地域から移住するための住宅等は、ポイントが倍増する特例もあります。)

既存住宅では、空家バンク登録住宅や解体除去が伴った中古購入などが対象建物になり、断熱改修やエコ住宅設備工事にポイントが発行されます。
断熱改修とエコ住宅設備は必須で、付随して耐震改修・バリアフリーなどの工事にもポイントが加算されます。

ポイントの交換対象商品ですが、「新たな日常」に資する商品、「省エネ・環境配慮に優れた商品」、「防災関連商品」、「防災に資する追加工事」 他、と多岐に渡ります。
詳細は国交省HPを参照して下さい。

ここでポイント交換の一つの「防災に資する追加工事」に屋根瓦の飛散防止が盛り込まれたそうです。 

➀高耐力な瓦の設置
②飛散防止ネットの設置
③瓦止め(接着剤・漆喰)の敷設

詳細な工法等の言及は今後も無いそうですが法令順守が前提となるとのことです。
屋根リフォームでは、屋根断熱改修工事や太陽光システムが対象工事になります。

建物の断熱性能を向上させ、ECOエネルギーな太陽光発電を取り入れて、更には屋根瓦の防災工事をポイントで行える。

みなさま、グリーン住宅ポイントを利用したお得なリノベーションを、是非とも活用しては如何でしょうか?

詳細等、お気軽にお問い合わせを下さい!





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屋根新築工事


令和3年7月15日

太田市の新築現場です。

医院併用住宅になります。

瓦は輸入瓦風の雰囲気の出るもので選定されました。

ランダム感を出すため混ぜ葺きになりました。
輸入瓦は高価なうえ、雨仕舞や納まりに難点もあります。

この瓦はJIS防災瓦です。
安全面も品質面も確保された三州瓦です。

瓦の寸法は細長いフォルムでボリューム感があります。
国産では希少な形状です。

地中海バレンシアの街並を想起させる屋根はまるでディズニーランド。
夢の国。
庇には平板の輸入瓦を使用されました。

国産には無い雰囲気が出ます。

サイズにもばらつきが有り、味が出ます。









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屋根葺き替え工事

令和3年6月30日

伊勢崎市の屋根瓦葺き替え工事現場です。

和形燻し瓦です。

写真のいぶし瓦は三州瓦です。
「栄四郎瓦株式会社」さんの商品です。

三州瓦とは愛知県三河地方の瓦を指し、石州・淡路と並ぶ日本三大瓦の産地です。
中でも三州瓦は、全国の約60%をシェアを占める日本一の瓦処です。
私たちは日々、日本の住文化から切り離せない瓦の魅力を発信しております。

今般、YouTubeに栄四郎さんのチャンネルが開設されております。

ユーザー様はもちろん、建築関連の方から工場マニアまで、皆様ご覧になって下さい。






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増築屋根工事

令和3年6月15日

太田市の増築屋根瓦現場です。

特別養護老人ホームの増築になります。
鉄骨造の平屋です。

既存の建物も弊社で施工したものになります。
高圧木毛セメント版(耐火野地)の施工から入ります。

国交大臣認定30分耐火構造(FP030RF-9037)の物を使用します。
板間にはジョイナーが入ります。

耐火野地は重量があるため、重機にて慎重に配置を行います。
ラフターのオペレーターとは無線にて合図を送ります。
軒先唐草は一文字という形状になります。

一文字軒先瓦は取付前に加工が必要な瓦で、1級瓦ぶき技能士実地試験の内容になります。

瓦の下端が一直線に見えることから一文字と呼びます。
和形の瓦ぶきは技術を伴うため技術を研鑽した職人にて行います。

きれいな仕上がりになりました。
瓦の斜め線もきれいに確認出来ます。

公共工事仕様にて、瓦屋根標準設計・施工ガイドラインに準拠した全数固定・役瓦固定をしております。

新築屋根瓦工事



令和3年5月28日

藤岡市の新築屋根瓦現場です。

S型の瓦屋根になります。

混ぜ葺きといって、数種類の色の瓦を混ぜて葺きます。

今回は2色の混ぜ葺きです。
2色よりは3色混ぜの方が葺きやすいです。

混ぜ葺きの気を付ける点として「ランダム感」があります。

これは何かといいますと、出来るだけ不規則に並べることです。

但し、極端に偏ってしまうと見栄えが悪くなってしまいます。

人間の特性として規則性を以って並べることよりも不規則に偏り無くが非常にコツがいります。

以前の現場で、2色葺きの屋根がチェッカーフラッグのようになってしまったことが有りました。

職方は交互に葺いたのですが、千鳥格子のようにきれいなチェッカーフラッグになりました。

結果、バラつきを出すため、ある程度の並び替えを余儀なくされました。

2色でランダム感をもって、ばらつきを無くすのは非常に難しいのですが、3色になると、規則性を保ちながらランダム感を出すのが比較的容易になります。

使用する瓦の枚数は50:50ですと同量になりますので、配置時は千鳥配置になります。

それをランダムに使用していくのが困難なのです。
2枚使って1枚、1枚使って2枚、、これも規則性を持ってしまいますね。

1:1の定まった数量で不規則性をもつことが、人間の心理特性との闘いになります。





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新築屋根工事

令和3年5月15日

富岡市の新築屋根瓦現場です。

人気の平板瓦です。

写真の木下地は杉の貫板です。
小幅板や荒野地とも呼ばれています。

昨今の木造建築の屋根下地は殆ど合板を使用します。
では何故構造用合板が増えているのでしょうか。

小幅板から構造用合板への変遷の歴史的背景や、メリットデメリットについてのお話です。


50年ほど前の木造住宅では、今のような化学建材や工業製品を用いることは少なかったです。
大工さんが骨組みの木材の加工から多くの作業をされていました。

板状に薄く剥いた木(ベニヤ)を接着剤で積層する合板は、大工さんの作業場で加工するようなものではありませんし、町の材木屋さんへの流通も少なかったでしょう。

木材の特性として吸湿や放湿を繰り返す「調湿効果」があります。
湿度が籠らなければ、腐朽菌の増加を抑えられ腐食しにくくなります。
古い木造建築は、このメカニズムで腐らずに現存するわけです。
屋根のような雨水の影響を受けやすい部位では、小幅板のように材同士の隙間があり調湿効果もあることは理に適っております。


一方、合板の調湿効果はあまり期待できません。
さらには表層のふやけや接着剤の剥離、化学物質や有害物質を含む建材の健康面での懸念もあります。
ここまで来ると、まるで合板が悪いように思えますが、合板のメリットもあります。
木材は、丸太の外皮側(木表)が凹る性質が有ります。
積層された合板では木材の暴れも少なく(変形しにくい)加工や取り扱いもしやすいです。
一枚一枚張ることも無いので生産性も上がり、気密性も確保(良いか悪いかは別として)しやすいです。
また、構造用合板では構造耐力も期待でき、多方向からの応力にも抵抗力が高いです。
過去に、接着剤に含まれていたホルムアルデヒドなどの有害物質も、現在ではJAS規格にて発散量の表示が定められ、使用部位を制限しています。

以上の内容から、コスパも良く構造的にも強い構造用合板は、現在多くの木造住宅で使用されています。

天然素材を謳った商品や、昔からの伝統文化に倣った建築では、無垢の木材を使用していますが、その分コストには反映します。

それぞれのメリットデメリットを考え、ビルダーの考え方(何が良くて悪いとは一概にいえません)を見てみては如何でしょうか。








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新築屋根瓦工事

令和3年4月30日

前橋市の新築屋根瓦現場です。

この現場は太陽光パネルの設置を瓦施工後に行います。

太陽光パネルの普及については、政府の舵取りや売電価格等により、全国的にも普及が鈍化しているようにも見えます。

化石燃料を使用する火力発電では、温室効果ガス排出目標を達成するためには削減していかなくてはなりません。
クリーンエネルギーである太陽光は、地球環境を考える上で最も重要なエネルギーの一つです。

先日、中国が2060年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにするというニュースがありました。(排出量と除去量のNETゼロとのこと)
ちなみに、中国の現在の排出量は、世界全体の28%を占めているそうです。

化石燃料は、発電以外でも重工業からの排出もあり、目下の文明では無くすこと自体困難であるとも思えます。

温暖化ガスの排出抑制は地球規模での至上命題です。
COP25では、今世紀の上昇温度を2℃以下に抑える合意を基に、各国の数値目標をもって世界全体の排出量の抑制を図っています。

BRICS等それぞれの国の事情も在りますが、気候変動にいち早く取り組んで頂きたいです。
瓦屋根は重量があります。

建築基準法では、屋根の重量で柱の小径を定めたり、構造計算の固定荷重を定めています。
軽量の屋根ほど柱の太さやピッチが緩くなるわけです。

軽量スレート屋根から瓦屋根へのリフォームをご希望されるお客様には、重量の説明を通じてお薦めをしていないのですが、スレート屋根で計画された構造の建物に、大量のパネルが多く乗っている矛盾点のご質問を受けることが有ります。

(太陽光パネルの重量:10~15kg/㎡)
(瓦屋根の重量:35~45kg/㎡)
(薄型スレート屋根の重量:20kg/㎡)
平均的な屋根の平米数を想定した20枚前後のパネルの総重量は300~350kg/㎡前後です。
対して、コロニアルと瓦の重量差を20kg/㎡とすると、100㎡で2,000kg(2t)程になります。
数字でみますと、太陽光パネルの重量が瓦材の変更による重量差とは離れていることが分かります。

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)は、外皮性能を向上させ再生可能エネルギーを使用することで、年間の1次消費エネルギー量(空調・照明・給湯など)の収支を±ゼロにする住宅です。

近い将来、蓄電池との組み合わせで全戸100%自家発電となるのでしょうか。



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増築屋根工事

令和3年4月15日

太田市の増築現場です。

増築になりますので事前に接続部の屋根瓦を剥がしておきます。
瓦種も従前のものにあったものを選択します。
(おおよそ廃番になっています)

本件は本谷で瓦種を分ける計画になりました。
既存建物の一部解体をする屋根瓦をストックしておき、取り合い部に
使用します。

棟の高さは既存部と新築部で違うため、既存材との縁が無事切れます。
既存部と増築部の屋根レベルが合う物件では、瓦の大きさが変わってくる
ケースが多いので、納めるのも難儀します。

リフォームでは下葺き材を改質アスファルトルーフィングを使用します。

新築に比べ、リフォームでは既存部の下地材の不陸や劣化にも対応するためです。

瓦はNOYASUのセラマウントを選択されました。
カラーバリエーションも豊富なため、既存建物の屋根色に合ったものを選択出来ました。

写真で見ると、本谷を介して屋根材が変わっているのが分かります
でしょうか。
セラマウントは、瓦一枚あたりの重量が相対的に軽量化されています。

瓦の重量は2.9㎏/枚です。これは大よそ10%減の軽量化を図っております。

屋根勾配も2.5寸まで対応できる(緩い屋根にも使用できる)高性能品です。

きれいな仕上がりとなりました。







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新築屋根工事

令和3年3月30日
横浜市の新築現場です。

栄四郎瓦の平板瓦です。(三州:栄四郎瓦 ローマンLL40R)
屋根平面が大きいと一枚一枚の並びが律になって、大変綺麗なラインが表れます。陶器瓦のため塗装のメンテナンスがありません。また、瓦材は他の屋根材に比べ、熱貫流抵抗も高く屋根下地面との間に空気の層があるため小屋裏の温度を上げません。そして環境にも優しい建材です。


今回の下葺き(防水紙施工)はゴムアス(改質アスファルトルーフィング)です。
通常の23kgに比べ強度が上がっている防水紙です。
下葺きの施工基準に合わせしっかりとした施工をすることがとても重要になります。紙の重ね合わせ代を、流れ方向(上下)で100mm、左右方向で200mm以上取ります。谷部は捨貼りといい2重になります。棟部は左右鞍掛け+1枚で250mmのラップを取ります。このように一つ一つの基準にしっかりと適合するよう施工をし、チェックと記録を行います。



棟の頂点に換気のスリットを入れます。換気棟などと呼んだりします。熱い空気は冷たい空気よりも軽くなります。この特性を利用した自然換気を重量換気と呼びます。小屋裏(屋根裏)内は大変高温になるため熱い空気を外部に排出する機構が必要になります。小屋裏内部の気積から算出した必要換気量分の換気スリットをバランスよく配置します。温度の高い空気は相対的に水蒸気を多く含みます。室内の気密性能にも依りますが、温度差の大きな熱橋部では結露現象が起こります。建物にとって結露は芳しくありません。そのため計画的な小屋裏換気が必要となります。


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新築屋根工事

令和3年3月15日
前橋市の新築現場です。
和形いぶし瓦です。(三州:栄四郎瓦 銀いぶし53A削面)
53AとはJIS表記の大きさ・形状を表すものになります。
1坪(3.3㎡)当たりの使用枚数が53枚という意味です。
洋瓦や平板瓦などは40枚/坪になります。
和形の瓦は洋瓦や平板瓦に比べると少し小振りです。
三州燻し瓦の景観は、ノーブルで凛とした佇まいが特徴です。

ルーフィング(下葺き材 防水紙)は改質アスファルトルーフィングです。
アスファルトルーフィング(AR)はアスファルト添加量で強度が決まります。
総重量23kgのルーフィングをJIS表記で940と呼称します。
現在のレギュラー品となります。
以前は18kgのルーフィングが主流でした。
改質ARとは、ゴムを添加し更なる強度増を見込んだものです。
強度が増すので耐用年数も上がります。

瓦桟(瓦を引掛けて留める木材)を瓦幅に固定します。
瓦桟と直行方向に入っている黒いテープはキズリ桟といいます。
水平方向に瓦桟が打たれるため、ルーフィングに瓦桟を直打ちしてしまうと瓦桟がダムとなってしまい、雨水や結露水で慢性的に湿った状態になってしまいます。
そのため、瓦桟下にキズリを入れて若干の浮きをつくり、速やかに水を下に流す機構になります。
このような仕組みは20年前くらいから普及されています。

屋根面が直行に交わる部分には棟と谷があります。
棟は頂点、谷は瓦表面の雨水が集まる部分です。
谷部は雨水が集まることから当然雨漏りのポイントになります。
昔は銅板を用いた谷板金が多かったのですが、酸性雨等の影響で腐食し
針ほどの穴が開きやすい欠点が有りました。
近年では、谷板金はガルバリウム鋼板が普及しています。
「ガルバリウム鋼板」とはアルミ亜鉛合金めっきが施された
鋼板(スチール)です。
従来の鋼板に比べ耐食性・耐熱性などの耐久性に優れた金属材で、屋根や外壁に汎用されています。

軒先の瓦を唐草と呼びます。

和形の唐草には幾つかの種類があります。ポピュラーなもので万十唐草があります。
先端が「お饅頭」を想起させる丸形状のものです。
また、京花や一文字(技術がいる軒瓦)があります。



写真は「州浜軒」と云い、栄四郎瓦から販売されているものです。

小気味よくリズミカルに波を打った軒先は、シンプルかつ上品で、数寄屋風の和風住宅には大変馴染みます。

棟高のコテコテの入母屋ではトゥーマッチ過ぎるという方にはお勧めです。
一文字軒は「合端」という、隣り合う瓦間のすり合わせが必要になります。
技術を持った職人が、現場搬入前に作業場などで事前に仕込んでおきます。
瓦の反り具合を、目視にて三種類に分割し各々の組み合わせを行ったのち
規定寸法にカットして番付けをしておきます。
軒瓦の下端が水平に一直線になるよう慎重に加工をします。
こちらの作業は「かわら葺き1級技能士検定」の実地試験の内容にも
なっています。
                      ※写真は州浜軒の全景。

棟部は亀伏間という役瓦です。

通常の棟積みでは「雁振瓦」と呼ばれる半丸形状の役瓦で仕上げます。
寸法も外寸で5.0寸程度です。

一方、この伏間瓦は幅も広くのっぺりとした形状です。
社寺建築の棟などでは使用されることが多いです。


雁振瓦のジョイントが盛り上がっていない紐無し形状のため、より技術を伴います。
(ゴマカシが効きません)
鬼瓦も無くし、よりシンプルさに強調をかけます。
手間が掛かる分、スッキリと綺麗な稜線が表れました。

大変上品な屋根の表情が表現出来ました!


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新築屋根工事

令和3年2月27日
□新築屋根工事
 使用瓦:鶴弥 トライタイプⅠ
 工事工期:4日間

 深谷市の新築屋根工事です。
 人気の平板瓦です。

 深谷市は藤岡市と同じく、古くから瓦の生産地で有名です。
 深谷市や藤岡市では良質な関東ロームの粘土が多く取れます。
 安定した地盤のため、古くは古墳時代から栄えておりました。
 そのため藤岡市や深谷界隈では古墳群が多く見られます。
 埴輪や土器の原料にも良質な粘土が必要だったのでしょうか。

 都市計画の観点では、内陸の安定した土地は、水害・地震・海外からの侵略にも強かったのかなぁと、、
 いにしえの都市に想いを馳せます。


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屋根リフォーム工事

令和3年2月15日
□屋根リフォーム工事
 使用瓦:NOYASU セラマウント
 工事工期:5日間

 本庄市の屋根葺き替え工事です。
 人気のセラマウントです。

 モニエル瓦からの葺き替えリフォーム物件です。
 このお客様は、新築時から屋根工事でお世話になっており、築25年で屋根瓦の葺替え工事にてご連絡を頂きました。

 弊社は創業50年の間、県内を問わず関東一円にて、延べ施工数50,000棟の実績がございます。
 (現在の工事番号は5万代です)

 過去にお世話になったお客様からのリフォームご依頼で、撤去する既存部分から
 四半世紀前の空気を想起します。
 (大袈裟ですね)
 この工事がされた時に生まれた子は25歳になるのか・・・と。

 先達の足跡を慮り、今後も地域密着で、お客様に愛される企業を目指し、ますます頑張ります!!
 皆様どうぞ宜しくお願い致します。



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新築屋根工事

令和3年1月30日
□新築屋根工事
 使用瓦:鶴弥スーパートライⅠ
 工事工期:5日間

 吉岡町の新築工事です。
 平板瓦です。

 屋根瓦に求められる性能は「火の粉による火災の発生を防止する性能」と「耐風圧力・地震荷重」が有ります。
 風圧力は速度圧に風力係数を乗じて計算します。
 
 q=0.6EVo²の計算式です。

 q: 速度圧(N/m²)
 E: 屋根の高さ等の状況により国土交通
    大臣が定める方法により算出した数値
 Vo:地方における30m/s~46m/sまでの
   範囲内において国交大臣が定める風速

 耐風力に於いては「標準設計施工ガイドライン」の標準試験により、風の吹上力を想定した試験で検証しています。
 瓦中央にリング状のナットを付け、まとまった枚数の瓦群を加力装置で引き上げます。

 このように、建築基準法に定められた瓦に求められる安全性能はガイドライン工法として運用されています。


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新築屋根瓦工事

令和3年1月15日

前橋市の新築現場です。
人気の平板瓦です。

新築住宅の全国着工戸数はコロナ禍の状況下において、4~10月実績で前年比11%減、3末までには79.9万戸との見通しです。(2019:90.5万戸)
21年度の着工予測では、81万戸と緩やかな回復基調とのことです。(どの様に観測を立てるのでしょうか??)

以前から、少子高齢化に伴う新築着工減は叫ばれておりました。
また、SDGsの観点からも新築住宅産業は斜陽とも考えられていました。
更にはコロナ禍の追い打ちが有りました。
建築分野での「サステナブル」の一部として、ライフサイクルCO₂の削減を広義で捉えます。

スクラップビルドから既存住宅のリノベーションで再利用を進める社会が、炭素排出量の削減になると云うことです。
反面、長期的視点に立てば、性能の高い(冷暖房負荷の低い)住宅に建て替えることで、運用時の炭素排出量が削減できるのではないかとも思われます。

ライフサイクルCO₂(建築から運用、廃棄までのCO₂総排出量)は運用段階が最も多く締めているといわれています。

代替エネルギーによる炭素排出量抑制には大きな効果がありますが、現在もなお太陽光発電・蓄電システムによる環境負荷とユーザーは、ゼロサムであると思います。
屋根瓦は素材としてサステナブルなのでしょうか?
粘土と釉薬から組成される瓦は、自然素材です。

また、他の屋根材に比べると、瓦は熱貫流抵抗や熱容量が最も大きい屋根材です。
構造上、躯体面との通気層も取れるため、結露にも効果的です。
断熱効果も高く躯体にも優しい瓦屋根は、大変にエコロジーな商品といえます。

またメンテナンスフリーの瓦は塗装リフォームの必要が有りません。
瓦以外の屋根商材で塗装がいらないものは見当たりません。
建物の維持・メンテナンス費用の総計を30年単位で見ますと、瓦屋根のコスパもまた大変高いです。

環境にも躯体にも優しい商材の瓦屋根。
1400年もの歴史が全てを証明しています。
そして、サステナブル・ディベロップメント・ゴールズ。未来の潮流に最も適した屋根商材と言っても過言ではないのでしょうか。

こんなにもハイスペックなポテンシャルをもった瓦の認知度が国連にも上がれば良いですね。

2050年炭素排出量ゼロを目指し、私たちは何をチョイスしてどんな活動が出来るのでしょうか。

さあ、皆さん。瓦以外の選択肢は有りますか!?

新築屋根工事

令和2年12月28日
□新築屋根工事
 使用瓦:鶴弥スーパートライⅠ
 工事工期:5日間

 前橋市の新築工事です。
 平板瓦です。

 屋根瓦の勾配は4.5寸勾配が標準になります。

 4.5寸勾配とは4.5寸/10寸の角度を表しています。
 おおよそ24°になります。

 勾配が緩すぎると雨水が逆流してしまうので適正勾配に合わせる必要があります。

 最近の瓦は技術革新が進み、緩い勾配の屋根にも対応した瓦も出ております。





新築屋根工事

令和2年12月15日
□新築屋根工事
 使用瓦:鶴弥スーパーエース マロンピンク
 工事工期:6日間

 寄居町の新築現場です。
 和形の陶器瓦です。

 和形の陶器瓦は、昭和40年代ころから盛んに使用されるようになりました。
 いぶし瓦からカラフルな瓦が街並みを彩りました。

 エンジ色、鼠色、青、深緑、オレンジ・・・と昭和40~50年代の新築は華やかな屋根が台頭しました。
 しかし時代の流行りもあり、カラフルな和形の瓦の需要は徐々に下がっていきます。
 今ではカラフルな和形瓦は見る機会が減っています。

 写真は和形のマロンピンク(赤紫のような色)です。
 綺麗な外観に仕上がりました。




新築屋根工事

令和2年11月30日
□新築屋根工事
 使用瓦:栄四郎瓦ローマンLL40銀黒
 工事工期:5日間

 上里町の新築現場です。
 人気の平板瓦になります。
 
 屋根や外壁など建物を覆う外側部分を「外皮」と呼びます。
 外皮の仕上げ面(防水層)を1次防水といい、仕上げ面の裏側の防水層を2次防水といいます。

 屋根では2次防水を「下葺き」と呼びますが、屋根工事では非常に重要な工事になります。
 写真は改質アスファルトルーフィングというもので、通常のアスファルトルーフィングにゴム等が添加されている
 ものです。
 23kgルーフィング(レギュラー品)に比べ追従性や対候性能が向上しており、耐用年数は20年程度になって
 おります。
 
 見えない部分になりますが、雨仕舞に関して最も重要な部分のひとつになります。
 リフォーム工事では改質アスファルトルーフィングをお薦めしております。
 
 下葺き材は更に強いものも在ります。工事の際にはご相談下さい。
 詳細なご案内を致します。
 


 

新築屋根瓦工事


令和2年11月16日

高崎市の新築屋根瓦現場です。

先般、弊社HPでも、国交省からの屋根瓦全数緊結の件に触れました。

令和3年度の国交省予算概算要求の中にある「災害時に強い安全な住まい・くらしの推進」事業において、「耐風性能が高い瓦の緊結方法の例」が入っております。
令和4年1月施行予定の「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」法制化に向けた検討施策とのことで、同内容で既存住宅の改修工事も合わせて推進していく見通しです。
同事業の概要説明では、「水災害・強風災害等により被害を受けるおそれがある住宅に居住する者が、安全に生活できる住宅を確保できるよう、住宅の移転や改修等に対する支援を強化する」と明記されています。

新築工事では全数緊結を建築基準法で義務化、既存住宅では改修工事の推進支援ということになります。

震災風災毎に放映されるメディアの被害状況映像などが、一つと要因かと思われます。

以下、「日本屋根経済新聞」抜粋

国交省令和3年充填施策のポイントとして4項目を挙げている。
➀住まい・くらしの安全確保
②くらしの多様化に応える良質な住宅ストックと流通市場の形成
③誰もが安心して暮らせる住まいの確保
④住宅・建築分野の生産性向上と新技術実装の推進

➀の中の瓦に関する内容
「耐風性能が高い瓦の緊結方法の例」では、すべての瓦を緊結するとし、軒部の緊結について「瓦緊結用釘2本+ねじ1本」、平部の緊結では「組み合わせぶき+全数緊結」にすることを示してる。
さらに「組み合わせぶき」が防災瓦を指すことを写真で解説した。
「組み合わせぶき」とは防災瓦のことを指します。
防災瓦では、上下左右の瓦にロック機構がついており、お互いで抑え込むような形状で、瓦の捲れを防ぐものです。

現行の瓦には概ね防災ロックが付いております。

新築工事で全数緊結+防災瓦となりますと、改修工事ではどのような基準になるのでしょうか。。。。

台風や地震、自然災害の脅威が増す中、気候変動も大きな問題と考えます。
夏季の猛暑、熱帯化なども看過できません。

50年に炭素ゼロ宣言を掲げた菅総理には、具体的なロードマップを示して欲しいです。
後世に安全を繋ぐ責務が、我々には在ります。



新築屋根工事

令和2年10月30日
□新築屋根工事
 使用瓦:NOYASU セラマウント マウントグリーン
 工事工期:5日間
 
 桐生市の新築瓦屋根工事です。
 人気のセラマウントです。

 粘土瓦の色は様々ですが、大別すると燻し瓦と釉薬瓦が有ります。
 燻し瓦は日本瓦に代表する鈍い銀色の瓦です。
 社寺では、ほぼ燻し瓦になります。

 カラフルなものは陶器瓦で、釉薬によって彩色がされております。
 釉薬とは二酸化ケイ素や酸化アルミニウムなどを主成分にしたガラス質のものです。
 瓦の素地に施釉をして高温で焼成をすると発色をします。

 釉薬の状態では白い色ですが焼成後にそれぞれの成分によって色が変わります。
 業界では、瓦色を独自の呼称で表します。
 青:青緑(セイロク) 緑:青銅(セイドウ) グレー:シルバー オレンジ:黄金 赤紫:マロン・・・など。
 様々な色が有りますが現在ではあまり使われていないものも有ります。

 

新築屋根工事

令和2年10月15日
□新築屋根工事
 使用瓦:鶴弥トライⅡ銀鱗
 工事工期:6日間
 
 熊谷市の新築瓦屋根工事です。
 平板瓦になります。
 屋根形状は寄棟です。

 屋根の形状ですが、切妻・寄棟・入母屋・片流れ・陸屋根などなど。
 形状の種類は有りますが、それぞれに特徴が有ります。

 一般の方やお子様に、想像で屋根の絵を描いて貰うと、おおよそ寄棟の屋根を描きます。
 三角屋根に軒先がある形ですね。

 切妻は軒先が三角に合わせ登っていく形状です。
 螻羽(ケラバ)という部材が出てきます。

 神明造りの「伊勢神宮」は切妻の平入りの形状です。(平入とは入口が軒先面、桁行方向になっているもの)
 また、寄棟と切妻の複合型が入母屋になります。
 高級な日本家屋などに多く見られます。




屋根瓦葺き替えリフォーム工事

令和2年9月30日

高崎市の屋根瓦葺き替え現場です。

弊社HPコンテンツの「補助金についてのご案内」でもご案内をしておりますが、高崎市には工事費用の1/2まで最大100万円の屋根瓦葺き替え工事の補助金制度がございます。

大きな補助金制度のため、皆様のご活用を是非お勧めしております。



昨今の震災被害に対し、各報道の屋根における被害状況のイメージは決してよいものではありません。

その様な背景のなか、国の指針に基づき、既存建物の構造・屋根の耐震化を各行政にて進めております。

高崎市の屋根工事の補助金では、軽量化・耐震化の工事が対象になります。
これは瓦屋根の全てについて
➀金属板等の軽量な屋根材へ葺き替える工事であること。
②瓦屋根の全てについて、瓦屋根標準設計・施工ガイドライン(独立行政法人建築研究所監修)に準拠した新たな瓦へ葺き替える工事であること。

以上の内容になります。


条件を列記しますと、
1.本補助金の交付決定後に着手する予定の工事であること(契約締結済であったり、完了している場合は申請できません)。

2.原則として、令和3年2月26日(金)までに工事を完了し、市に完了報告を提出できること。

3.本補助金の支払いは完了報告後のため、一時的に申請者が工事代金を全額負担することになります(本補助金の事前支払いは不可)。

4.申請者、見積書の宛て名、契約書の発注者、領収書の宛て名、補助金振込み先の口座名義人は原則すべて同じであること。
とあります。

先般、国交省より「新築住宅における屋根瓦全固定」を義務化する方針発表がなされました。

屋根瓦固定に関する現行告示の基準は、軒・唐草などの外周廻り2枚目までを1枚毎に固定をする内容になっております。

改正後は全数固定+「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」で定める基準に準拠した固定方法をとることを求めております。
また「風圧力の算定に用いる風力係数」についても、都市計画区域内外に係わらず「極めて平坦で障害の無い区域」や「都市化が極めて著しい区域」を定める予定とのことです。

建築基準法に関する告示事項の改正について本年末には公布、2022年1月には施行予定です。

弊社HPでも幾度と触れておりますが、震災に対する屋根瓦の悪いイメージが払拭されますよう、皆様には安心安全な工法をご説明しております。

瓦屋根は、古来より日本の木造建築と共に伝統文化として育まれてきました。奈良の飛鳥寺では1400年もの時を経た瓦が現存します。

木造建築最古の法隆寺が現存するのは、木材が呼吸をすることで腐朽菌を増やさない構造になっていることが一つの要因であると思います。
瓦屋根も大切な要因の一つであると考えます。

美しい日本の原風景に溶け込んだ屋根瓦の魅力を、皆様には是非ともお伝えしたいと思います。








新築屋根工事

令和2年9月15日
□新築屋根工事
 使用瓦:新東 セラム21ユーロブレンド
 工事工期:5日間
 
 前橋市の新築瓦屋根工事です。
 
 S型は高級な瓦種になります。
 Sはスパニッシュの頭文字です。
 桟袖が深く、ダイナミックな屋根表情で人気の
 商品です。
 
 S型瓦の歴史は古く、大正時代には原型になるも
 のがありました。
 西洋風の建物に多く使われているので、古い別荘
 などで見ることもあるのではないでしょうか。

 葺き方はストレート重ね縦葺きになります。
 働き幅の公称は8寸5分2厘ですが、葺き士によって
 幅の前後が広いのが特徴です。

 新築・リフォームにおすすめです!



新築屋根工事

令和2年8月31日
□新築屋根工事
 使用瓦:鶴弥スーパートライⅠ 銀鱗
 工事工期:5日間
 
 桐生市の瓦屋根新築工事です。
 人気の平板瓦になります。

 平板瓦は「千鳥葺き」といって、上下の瓦が半枚ずつ
 ズレているのが判りますでしょうか?

 平板瓦(F型)は和瓦(J型)のように谷・袖の段差が
 大きくないためストレートに並べると、雨水を流し
 きれずオーバーフローを起こして瓦下へ浸水しやすく
 なります。
 そのため、瓦を千鳥に並べ、ジョイントをずらすことに
 より、雨水の侵入量を減らす構造になっております。
 
 瓦の葺き方(並べ方)には数パターンあります。
 ストレート差込み葺き・ストレート重ね葺き・横葺きなど。
 平板瓦は横葺きで瓦を並べていきます。
 
 今後も多種多様な瓦の特徴をご紹介していきます!






新築屋根工事

令和2年8月12日
□新築屋根工事
 使用瓦:NOYASU セラマウント バーニングレッド
 工事工期:10日間
 藤岡市の瓦屋根新築工事です。
 建物は幼稚園で構造はRC造の耐火建築物になります。
 
 建基法22条区域内において(一般的な住宅などでは)通常の火災
 の火の粉による火災の発生を防止する性能が必要となります。

 瓦は不燃材料として認定をされていますので、瓦を使用するだけ
 で22条の制限はクリアー出来ます。

 こちらは類焼を防ぐ防火の制限ですが、本件は法2条二項の特殊
 建築物にあたるため、耐火建築物の制限があります。(自らの火
 災の進行時間を遅らせる性能)

 屋根下地は耐火野地と呼ばれる硬質木質セメント板を使用しま  
 す。屋根の耐火性能では火災発生から30分間、構造耐力上支障の
 ある損傷等を生じないものとして定められており、「耐火野地」
 は30分耐火構造の準不燃材料の認定が有るものです。
 
 萱葺きや藁葺き屋根の時代では、ひとたびの火災で多くの類焼被
 害を受けていましたが、住宅に瓦が使用されるようになってから
 は、飛び火から家を守る役割も果たしてきました。
 
 
 
 

新築屋根工事

令和2年7月30日
□新築屋根工事
 使用瓦:鶴弥 スーパーエースJ型瓦 銀鱗
 工事工期:4日間
 高崎市の瓦屋根新築工事です。
 
J型瓦とは和形のことでJapanの「J」からきているのかと
 思います。
 和形は日本家屋に使われて、古くは江戸時代から普及したと
 云われます。

 和形瓦は雁行した瓦の線(雁足という斜めの線)が綺麗に
 表れます。
 また、屋根の頂点に積む「甍(イラカ)」も魅力のひとつです。
 
 瓦の魅力が存分に詰まった「和形瓦」を、新築時・リフォーム時
 にはご検討下さい!
 サンプルのご用意やパースも作成してご提案をさせて頂きます。
 



 

新築屋根工事

令和2年7月15日

寄居町の新築現場です。
汚水処理施設の新築工事です。

RC造の建物になりますので野地はコンクリート下地になります。
コンクリート打設時では不陸調整が難しいため、調整モルタル(パーライト)が30mm程の厚みで塗られます。
軽量モルタルですが、硬化後は釘も入らない状態になりますので、モルタル塗り後のオープンタイムは中1日程度になります。
夏場は乾きも早く、直ぐに硬くなってしまいます。ルーフィング施工後に瓦桟(瓦を固定する桟木)を釘打ち機で打ち込みます。
瓦桟が固定できれば木造と変わらず瓦施工が出来ますので、ここまでの工程は慎重にタイミングを合わせる必要があります。

瓦桟木は防腐加工のされた胴縁を使用します。
通常のものに比べ腐食しにくい特徴があります。

大型の施設等では、屋根の流れ距離が長かったりすることから防腐胴縁を使用する設計図書になっているケースが多いです。

屋根の流れ距離が長いと、雨の流量も水下に行くにつれて増えてきます。
瓦谷をオーバーフローした雨水は、袖口から2次防水面に流入するため、瓦桟木は腐食に強いもので計画する必要があります。

この様に瓦を固定するための下地桟木は長年の風雨にも耐えうる構造になっております。
瓦の固定は全数釘留め仕様です。

ホットな話題ですが、今月9日(一昨日)に国土交通省より新築時の全数瓦固定の義務化への方針が発表されました。
台風や地震で住宅の屋根瓦が落下しないようにするためです。

現在の建築基準法の告示内容は、十分に耐震化がなされているため大きな被害は受けにくい構造になっています。
こちらでも都度紹介をしている「ガイドライン工法」です。

一方、メディアでは自然災害の度に、瓦屋根の崩れた映像が流れます。
皆さんの印象も決して良いものでは無いでしょう。
崩れた屋根はガイドライン工法に準拠していない旧工法の屋根なのですが、、、。こうしたイメージを払拭するためにも法改正に舵取りがなされたと理解をしております。
棟部も耐震工法にて行います。
棟部の耐震工法とは、雁振瓦をビスで固定して耐震化を図るものです。
ビス固定する下地桟は更に専用の金具にて野地面に固定をします。

棟部もまた、地震や経年の影響を受けやすい箇所になります。
瓦屋根修理の半数程は棟部に集中します。

「耐震施工」の棟で、先の大地震や大型台風の被害を受けたケースを弊社では確認しておりません。
9日の法改正指針では既存住宅の改修工事にも支援をするとのことでした。
リフォームでも補助金を受けられるような仕組みが行政に組み込まれるのでしょうか。
法改正に伴い、ポジティブな印象をユーザー様に与えられますよう、我々も業界も鋭意尽力を致します。






新築屋根工事

令和2年6月30日
□新築屋根工事
 使用瓦:NOYASU セラマウント混葺き
 工事工期:4日間
 前橋市の瓦屋根新築工事です。
 ウェーブ瓦の軽量タイプ、カラーも豊富な人気商品です。
 
 屋根瓦は通常、4.5寸勾配(約24度)程度の傾きが必要になりま
 すが、この瓦は2.5寸勾配(約14度)まで使用できる高性能なも
 のになります。
 
 混ぜ葺きとは異なった何色かの色を混ぜて葺く方法です。
 2色から3色で混ぜるのが多いですが、規則正しく並べてしまうと
 チェッカーフラッグの様になってしまうので、ランダムに並べる
 必要があります。
 
 きれいな仕上がりになりました。
 






新築屋根工事

令和2年6月15日
□新築屋根工事
 使用瓦:栄四郎瓦 ローマンLL40R 銀黒
 工事工期:5日間
 太田市の瓦屋根新築工事です。
 
 瓦は三州瓦といって愛知県の三河地方の瓦です。
 中でも碧南市は、全国でも屈指の瓦産地です。
 良質な粘土が採れ、堅牢で均一な瓦は中部地方以北では多くの
 シェアーを占めております。

 昭和から平成にかけて、インフラ整備などから流通が容易になり
 それ以降は特注物件以外は三州瓦が使用されます。

 写真は人気の平板瓦です。
 スタイリッシュで和洋どちらにも合わせることの出来る瓦です。
 





新築屋根工事

令和2年5月30日
□新築屋根工事
 使用瓦:KMEW コロニアルクアッド ミッドナイトブルー
 工事工期:4日間
 高崎市のスレート屋根新築工事です。
 カラーベストと呼ばれる薄型スレート屋根です。
 軽量でスタイリッシュな屋根材で人気商品です。
 色もブルー系のおしゃれな感じに仕上がりました。
 

新築屋根工事

令和2年5月15日
□新築屋根工事
 使用瓦:鶴弥スーパートライ110タイプⅡマットブラック
 工事工期:4日間
 高崎市の平板瓦新築工事です。
 瓦の尻部に爪のようなロックが見えます。

 これは耐震瓦の特徴で、各々のロックがお互いを抑え込む形に
 なり瓦同士が剥がれない構造になります。

 建築物に作用する外力に「風圧力」が有りますが、風速40m/S
 までを想定した試験データを基に、ガイドライン工法が決めら
 れております。その中では釘類の留付けのみ謳ってあります。

 ガイドライン工法を順守したうえでロック機能は+αの性能に
 なります。
 

新築屋根工事

令和2年4月30日
□新築屋根工事
 使用瓦:鶴弥スーパートライ110タイプⅡマットブラック
 工事工期:5日間
 前橋市の平板瓦新築工事です。
 
 洋瓦の冠瓦(棟部)は耐震工法になります。
 耐震金物で固定をされるため、地震などで崩れることの無い
 構造です。

 先の震災では多くの屋根瓦の棟が崩れました。
 崩れたのは古い工法の屋根のみで現行の新工法(耐震工法)で
 崩れたものは弊社では1棟も確認しませんでした。

 安全な新工法の認識が少しでも世の中に浸透すれば、
 震災の瓦屋根のネガティブなイメージが払拭出来るのかなと
 思います。

新築屋根工事

令和2年4月15日
□新築屋根工事
 使用瓦:鶴弥スーパートライ110タイプⅠアンティックブラウン
 工事工期:5日間
 高崎市の平板瓦新築工事です。

 建物の荒起こし(上棟)が完了すると一番初めに入るのが
 屋根工事です。

 屋根工事を完了することで屋根からの雨水の侵入が防げます。
 また、鉛直荷重を掛け建物全体を沈める効果などもあります。

 昔は上棟式の他に、瓦の棟上式が有ったなんて古い職人さん
 から聞くことも有ります。

新築屋根工事

令和2年3月30日
□新築屋根工事
 使用瓦:栄四郎瓦 ローマンLL40 銀黒
 工事工期:4日間
 高崎市の平板瓦新築工事です。

 工事写真に出て来る「キズリ」とは、瓦を引掛ける水平方向の木
 材に対して直行方向に入れる材料で3mm程の厚みが有ります。

 瓦の内側に侵入した雨水や結露水を速やかに流すために入れる材
 料です。

 この「キズリ」のおかげで、水平方向の瓦桟木の上に雨水などが
 堰止められないようになります。

 キズリテープは15年ほど前から入るようになりました。
 それ以前は木材を薄く割いたものを使用していました。
 「木摺りテープ」のおかげで木材が雨水で腐食しにくくなり、雨漏りのリス
 クも大幅に軽減しました。

新築屋根工事

令和2年3月15日
□新築屋根工事
 使用瓦:鶴弥 和形スーパーエース53A銀鱗
 工事工期:12日間
 榛東村の新築屋根で老人施設の大型屋根です。

 和形(J型)とは日本に昔からある形の瓦ですが、今の形が普及したのは
 江戸時代あたりになります。

 雨水に強く理にかなった形状で、日本の風景にマッチする佇まいです。

 和形の瓦葺き職人は、技術を持ったベテランが行います。
 多くの知識と経験が必要になります。

新築屋根工事

令和2年2月28日
□新築屋根工事
 使用瓦:マルスギ イーグルエクサ Sブラック
 工事工期:6日間
 高崎市の新築屋根です。

 高崎市では屋根の葺替え工事の助成金制度があります。
 住宅の耐震性を高めるため、屋根材の軽量化及び落下防止を目的とする
 工事に要する費用の一部が補助されます!!(最大100万円/費用の1/2)

 落下防止が条件ですから、瓦屋根工事標準・設計ガイドラインに準拠した工法になります。

 フジ住建は建築士・瓦屋根工事技士・1級かわらぶき技能士と専門の有資格者にて対応致します。
 また、高崎市への申請手続きの同行アドバイスも行っておりますので、お気軽にご相談を下さい。
 
 

新築屋根工事

令和2年2月15日
□新築屋根工事
 使用瓦:鶴弥スーパートライ110 タイプⅠクリアレッド
 工事工期:6日間
 みどり市の新築屋根です。

 平板瓦で人気の高いトライⅠです。
 全国的にも最も多く使用されている平板瓦ではないでしょうか。

 平板瓦は、真っ平なものから、トライのように肩のあるものまで多種あります。

新築屋根工事

令和2年1月30日
□新築屋根工事
 使用瓦:三州野安:セラマウント B・レッド
 工事工期:7日間
 前橋市の新築屋根工事です。

 ルーフィングの重ね寸法は上下方向で100mm、左右方向で200mm以上の重ね代を確保します。
 最低寸法なので余裕をもって重ねをします。

 写真では、左右方向の重ねを500mm以上取っているのが分かりますね。

 下葺きは非常に重要な工程のひとつで、敷き方を間違えるとかえって雨水を呼び込んでしまいます。

 屋根型が複雑になると、張り仕舞が分からなくなってしまう事もあるようですが
 基本として、水下側に重ね継ぎ手が来るように張ることで、雨水の侵入を防ぐことが出来ます。
 この基本的な考えを持っていない施工者も少なくありません。

 雨仕舞は最も重要な施工内容になります。
 正しい知識と技術を持った者に重要部分を施工してもらうことが大切です。


新築屋根工事

令和2年1月15日
□新築屋根工事
 使用瓦:栄四郎瓦 エスパニカ 素焼
 工事工期:7日間
 桐生市の新築屋根工事です。

 S型瓦は欧州風スタイルの屋根材で、40年も前からある形です。
 袖部の湾曲幅が大きくボリューム感のある瓦のため、屋根の表情が強く出ます。

 素焼というカラーは素焼き風の釉薬を使用しています。

 無釉瓦というものが有りますが、釉薬で表面がコーティングされていないと
 凍害という現象が起こりやすくなります。日本の気候では無釉瓦は不向きになります。
 
 

新築屋根工事

令和元年12月25日
□新築屋根工事
 使用瓦:鶴弥:スーパートライ110 マットブラック
 工事工期:5日間
 桐生市の新築屋根工事です。

 瓦の寸法には効き幅と効き足とあります。

 足の寸法とは縦方向の瓦の幅です。瓦は見え掛かりの部分と重ね部分で構成されています。
 下地の木桟のピッチを効き足寸法に揃えて打ちます。

 足の寸法を間違えると瓦を並べることが出来ませんので、しっかりと寸法墨を出して桟木を固定します。
 
 
 

新築屋根工事

令和元年12月15日
□新築屋根工事
 使用瓦:鶴弥:スーパートライ110 マットブラック
 工事工期:6日間
 太田市の新築屋根工事です。

 切妻の平屋です。

 屋根の形状は4種類ほどあります。

 スタンダードなものは切妻と寄棟でしょう。どちらもそれぞれの魅力が有ります。
 屋根形で建物の表情も随分と変わってきます。

 新築や外装リフォームの際にはパースを作成して、見える感じを確認すると良いでしょう。
 弊社では、お見積もりに合わせパースの作成も承ります。
 屋根・外壁・雨樋・付帯の色組み合わせを決める資料にもなります。
 お気軽にご相談を下さい!
 
 

新築屋根工事

令和元年11月30日
□新築屋根工事
 使用瓦:栄四郎瓦:ローマンLL40 銀黒
 工事工期:5日間
 太田市の新築屋根工事です。

 片流れという屋根形状では専用の棟を使用します。

 また、下屋部などの小屋裏換気を取るために、雨水の流入しない
 専用形状のものを使用します。

 小屋裏の換気計画は重要です。

 小屋裏は室内断熱層の外側にあたることが多く計画的に熱気を排出することが重要です。

 写真でも分かる通り、隠蔽部(見えなくなる部分)にも丁寧な仕事をしている
 ことが確認出来ると思います。
 

新築屋根工事

令和元年11月15日
□新築屋根工事
 使用瓦:栄四郎瓦:ローマンLL40 銀黒
 工事工期:5日間
 安中市の新築屋根工事です。

 平屋の片流れ屋根と切妻の複合で、ボリューム感と存在感の強い屋根になりました。

 屋根は日頃、目線があまり届かず、魅力が伝わりにくいのですが平屋の片流れ屋根は壮観です。
 存分に瓦の魅力が出ている建物となりました!
 
 

屋根葺替え工事

令和元年10月30日
□屋根葺替え工事
 使用瓦:KMEW コロニアルグラッサ ブラック
 工事工期:20日間
 沼田市の屋根葺替え工事です。

 太陽光パネルの乗った屋根の改修工事です。
 太陽光パネルは再利用をするため、丁寧に取り外しを行います。

 既存の薄型スレートは剥離が進み、塗装では対応が出来ない状況です。
 
 材を剥がすと下葺き材がふやけているのが分かります。

 KMEWの純正ゴムアスルーフィングにて下葺きを行い、太陽光パネルの
 支持アングルを固定しながら新規屋根材の施工をします。

 ご近隣様にご迷惑の無いよう、足場のメッシュシートで飛散防止養生を行い
 事前事後のご挨拶に回ります。
 
 

新築屋根工事

令和元年10月15日
□新築屋根工事
 使用瓦:三州野安:セラマウント バーニングレッド
 工事工期:6日間
 太田市の新築屋根工事です。

 瓦はセラマウントというコスパの良い、高性能瓦です。

 今回は、施工管理の最も重要な一つの品質管理についてです。

 品質を確保するため、基準に適合した施工を行い、その記録を残すことが重要になります。

 その際、施工写真が必要になりますが、いい加減な写真になってしまうことが間々有ります。

 施工写真が曲がっていたり、人や物が入っていたり、現場が煩雑になっていたりすると
 品質は大丈夫かな、、?と不安になってしまいます。

 良い工事記録写真を見ると品質管理がしっかり出来ていることが分かります。
 
 

新築屋根工事

令和元年9月30日
□新築屋根工事
 使用瓦:栄四郎瓦:エスパニカ 素焼
 工事工期:10日間
 桐生市のS型瓦の新築工事です。

 S型瓦とはスパニッシュ瓦とも呼ばれ大きな袖が特徴的です。

 完成後、下から見上げると、立体感が強く高級感があります。

 実際、平板瓦や波型瓦に比べて高価な商品になります。
 
 

新築屋根工事

令和元年9月15日
□新築屋根工事
 使用瓦:栄四郎瓦:和形銀いぶし瓦53A
 工事工期:7日間
 太田市の和形のいぶし瓦の新築工事です。

 和形の瓦は和風・洋風のどちらにもマッチします。
 和風モダンなんて言葉を聞きますね。

 棟積みはせず、丸被せというシンプルな棟形状を選んでおります。

 いぶし瓦は陶器瓦と違って、薫化という焼成工程を経て鈍い銀色を発色します。

 切妻型の屋根に凛とした佇まいのイブシ瓦が、大変美しいです。
 
 

新築屋根工事

令和元年8月30日
□新築屋根工事
 使用瓦:鶴弥:スパートライ110タイプⅠ アンティックブラウン
 工事工期:6日間
 桐生市の新築現場:平板瓦です。

 瓦の形は、大別すると4種ほどの形に分かれますが、

 平たい形のものを平板瓦(F型)といいます。

 平板瓦はスタイリッシュでお値打ち価格、どんな建物にも合う、最も人気のある瓦種になります。

 スマートな表情の屋根になりました。
 
 

新築屋根工事

令和元年8月10日
□新築屋根工事
 使用瓦:三州野安:セラマウント バーニングレッド
 工事工期:6日間
 前橋市の新築現場です。

 今回の瓦はセラマウントという高性能の瓦です。

 通常、瓦の対応勾配(屋根の傾き)は4/10寸勾配(22°弱)程度なのですが、
 この瓦は最小2.5/10寸勾配まで対応できる代物です。

 18色のラインナップから選択でき、瓦の重量も10%減(従来製品比較)なんです。
 価格もリーズナブルなので、コスパに優れた超お薦め商品です!
 

新築屋根工事

令和元年7月30日
□新築屋根工事
 使用瓦:マルスギ:イーグルエクサ ラスティグリーン
 工事工期:5日間
 みどり市の新築工事です。

 写真で確認が出来ますが、棟部は耐震工法と小屋裏換気になっています。
 現在、棟部の耐震工法は標準となっております。

 先の大震災の際、瓦屋根の棟部が多く崩れましたが
 耐震工法の棟修理は、弊社に於いて1件も有りませんでした。

 現在の瓦屋根ガイドライン工法に準拠した内容では、高い耐震性能を発揮します。
 

屋根葺替え工事

令和元年7月15日
□屋根葺替え工事
 使用瓦:栄四郎瓦:和形銀いぶし瓦53A
 工事工期:10日間
 伊勢崎市の屋根葺替え工事です。

 古材撤去後、12mmの構造用合板を下地として重ね張りをします。

 下葺き材は、ゴムアスファルトルーフィングという、通常よりも強い
 防水紙を推奨させて頂いております。

 瓦を引掛ける桟木も、通常より強固な胴縁を使用しました。

 下地の不陸調整(水平)をすることによって和瓦のキレイな雁行が見えます。
 
 

屋根葺替え工事

令和元年6月30日
□屋根葺替え工事
 使用瓦:栄四郎瓦:ローマンLL40銀黒
 工事工期:15日間
 高崎市の屋根葺替え工事です。

 塗装の剥がれたセメント瓦です。今回は塗装では無く陶器瓦への葺替えをご希望されました。
 古瓦を剥がし、下地合板の状態をチェックします。

 ラワン合板を使用しており、合板の状況は問題有りませんでした。

 葺替えではより強いゴムアスファルトルーフィングを施工します。

 下屋根は勾配が緩く、瓦では雨漏りを起こしてしまうため
 緩勾配用の屋根材であるアスファルトシングルの施工になりました。
 

新築屋根工事

令和元年6月15日
□増築屋根工事
 使用瓦:栄四郎瓦:和形銀いぶし瓦53A
 工事工期:14日間
 千代田町の新築現場です。鉄骨造の老人施設です。

 大規模の鉄骨構造では耐火構造の規定が有ります。

 木毛セメント版の屋根下地材を鉄骨ビスで骨組に取り付けます。
 瓦施工も木造とは異なった施工を行います。
 

新築屋根工事

令和元年5月30日
□新築屋根工事
 使用瓦:鶴弥:スーパートライタイプⅠブラック
 工事工期:4日間
 伊勢崎市の新築現場です。人気のトライⅠの瓦です。
 

屋根葺替え工事

平成31年4月30日
□葺き替え工事
 使用瓦:鶴弥:スーパーエース和形53A銀鱗
 工事工期:10日間
 富岡市の葺替え現場です。築古の泥葺き屋根の解体~新規屋根工事です。

 泥葺きとは、50年ほど前の屋根瓦の工法で、大量の粘土を屋根瓦の下地
 としたものです。

 撤去工事では大量の屋根土が出ます。

 躯体下地の補修から新規屋根下地面材を張り付け、新しい瓦が乗りました。

 陶器瓦は塗装のメンテナンスが無いため、塗替えリフォームの費用計上が
 必要ありません。生涯トータルコストでも経済的です。
 

屋根葺替え工事

平成31年4月15日
□葺き替え工事
 使用瓦:鶴弥トライタイプⅠ
 工事工期:7日間
 桐生市の葺替え現場です。既存解体から下地合板施工まで完了状況での工事乗込のため
 新築工事に掲載しました。

代表現場アーカイブ

神社・仏閣